松竹製作の舞台『成瀬は天下を取りにいく』が2026年7月に東京・サンシャイン劇場、京都・南座、滋賀・大津市民会館で上演される。
原作は、2024年の『本屋大賞』を受賞した宮島未奈のデビュー作『成瀬は天下を取りにいく』と続編『成瀬は信じた道をいく』。滋賀・大津を舞台に主人公・成瀬あかりが全力で我が道を突き進む姿を描く。
成瀬あかり役に主演の山下美月、成瀬あかりの幼なじみ・島崎みゆき役に藤野涼子がキャスティング。脚本・演出をG2が担当する。
【山下美月のコメント】
2025年夏、吉報が舞い込んでまいりました。
「舞台版・成瀬は天下を取りにいくの、主演をやりませんか?」
本屋大賞を受賞した本作はどの書店でもその存在感を惜しみなく放っており、表紙に写る少女の凛とした横顔を、幾度となく目にしていました。
"天才"とは真反対の位置にいる自分が、果たして成瀬あかりに辿り着けるのだろうか?
大人になっても挑戦ができる!新しい青春がここから始まろうとしています。
人生が少しつまらなく感じている方へ。
自分の道を見失ってしまった方へ。
それでも、毎日を優しく生きたいと願う全ての方へ。
そんな人々に光を灯せるステージを作りたいです。
一先ず、今夏からけん玉の練習を始め3ヶ月。
ようやく「もしもし亀よ」ができるようになりました。
センスの無さに絶望しながらも、天下への道のりはまだまだ遠い…!
2026年夏、劇場でお待ちしております。
【藤野涼子のコメント】
成瀬の突拍子もない言動に驚かされつつも、彼女と関わる事で新しい生き方を見つけていく島崎たちの姿に惹かれました。
最強無敵に見える成瀬自身も周りから影響を受けながら成長していく姿が描かれていて、惹きつけられてアッという間に原作を読み終えていました。
枠にとらわれず自分の信じた道を進む成瀬の姿を、島崎として、そして個性豊かな登場人物と共に「成瀬あかり史」を見届けていきたいと思います。
島崎として成瀬を1番近くで応援できるのが、楽しみです!!!
【G2のコメント】
周囲がどうであろうと、人にどう思われようと、堂々と我が道を行く成瀬あかり。その行動は強烈で痛快なのに、ラストにはじわりと湧いてくる静かな感動。今の日本の「生きにくさ」の真っ只中にあって、我が道を行く成瀬と、我が道を行くことができない他の登場人物たちの交流、その悲喜こもごもの心情が面白い。まさに生身の人間がぶつかりあう演劇にぴったりの原作。稽古を前にワクワクしかありません。ぜひ生の感動を体感してください。
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