これからの時代をつくる
創造性や芸術性を讃える
受賞作品はこちら

About 本アワードについて

cinra inspiring awards
CINRA Inspiring Awardsは、ジャンル問わず、これからの時代を照らす作品の創造性や芸術性を讃えるアワードです。

溢れる情報。自分とは違う存在を排斥する言葉の数々。たしかに、分断がある現代。そんな社会で人々に想像力を与えるのは、誰かの作品だと私たちは考えます。

芸術文化をルーツとするCINRAが、媒介者として次世代の表現者を応援できたら。そんな思いに力を貸してくださる審査員の方々が、作品を選出してくださいました。
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Award Winners 受賞作品一覧

※ 作品名五十音順
穂村弘 穂村弘
歌集
あおむけの踊り場であおむけ

あおむけの踊り場であおむけ

著者:椛沢知世 装丁:成原亜美 装画:millitsuka 編集:藤枝大

審査員コメント: 未知の言語体験によって、生まれた時から見慣れてきたはずの世界がまったく新しい表情を見せてくれる。
日本語検定一級の宇宙人が書いた短歌を連想しました。

この作品について: 第4回『笹井宏之賞大賞』を受賞した著者の第一歌集。「犬の骨を犬のようにしゃぶりたいと妹の骨にも思うだろう」などの歌を収録。栞文は大森静佳、染野太朗、永井祐、野口あや子、神野紗希。

真鍋大度 真鍋大度
展覧会
ETERNAL Art Space Exhibition

ETERNAL Art Space Exhibition

ETERNAL Art Space

審査員コメント: 自然と人工の境界を揺るがしながら、空間と時間を再構築する力強い作品。対してSPIME.IM + Akashaは、AIと社会批評を融合し、情報と暴力の時代を鋭く映し出している。どちらもテクノロジーがもたらす美と異常性を高次元で表現しており、非常に刺激的な展覧会だと感じる。

この作品について: 現実を芸術として再構成し意識に変容を促す没入型オーディオビジュアル・インスタレーション『re-assembli』『ground』『HINT』の3作品を展示した展覧会。

林士平 林士平
漫画
恋とか夢とかてんてんてん

恋とか夢とかてんてんてん

(C)世良田波波/マガジンハウス「SHURO」

審査員コメント: 主人公・貝塚の不器用だけど走り続ける片思い。
吹き上がる恋愛感情を精緻に描き出す描写力。
初連載作品の瑞々しさも含めて素晴らしいです。

この作品について: 宝島社『このマンガがすごい!2025』 オンナ編2位などランキング入り続々! 作者の初期衝動全開な初連載作にして話題作。

金原ひとみ 金原ひとみ
音楽
SUNG LEGACY

SUNG LEGACY

アーティスト:さよならポエジー 発売日:2024/03/06 (Wed) RELEASE

審査員コメント: TikTokでキャッチーな曲のキャッチーな部分が流行るのと真逆をいく、聴けば聴くほど嵌る新譜です。読み返したくなる歌詞、丁寧に踏まれた韻、直球で滋味深い演奏が、合理を追求する時代への苛立ちを癒してくれました。

この作品について: 2024年にリリースされたスリーピースバンド・さよならポエジーの4thアルバム。前作から3年ぶり、全10曲を収録。”ボーイング”をはじめとしたアッパーな曲を多数収録した作品となっている。

遠山正道 遠山正道
音楽
集合論

集合論

作詞作曲 .jvkn
プロデュース .jvkn、濱田織人

審査員コメント: 誰もが人生を自ら生きる今この時、コンテンポラリーアーティストである立石従寛が改めて.jvknとして世に放つ「集合論」は、自ら激しくタタく陣太鼓としてわれわれを優しく鼓舞する。

この作品について: 数学の集合論をメタファーに「定義しきれない感情とそれを受け入れる心」を描いた.jvknの2ndシングル。愛を変数として分類しながらも「未だ名付けられていない」曖昧さにこそ宿る美しさを表現する。

岨手由貴子 岨手由貴子
映画
能登デモクラシー

能登デモクラシー

監督:五百旗頭幸男 製作:石川テレビ放送

審査員コメント: いま危機的状況にある民主主義のありようや、大局から見過ごされている人々の尊厳、そしてメディアの役割を生き生きと描いている。さらに、観客にも「あなたは民主主義とどう関わる?」と問いかけ、鼓舞してくれる素晴らしい作品。

この作品について: 『はりぼて』の五百旗頭幸男監督のドキュメンタリー映画。過疎の進む石川県穴水町から見えてくるメディアの役割と民主主義の在り方。美しい奥能登の自然とともに能登半島地震の前後の町の人々の営みをつぶさに描く。

コムアイ コムアイ
映画
HAPPYEND

HAPPYEND

監督・脚本:空 音央
出演:栗原颯人 日高由起刀

審査員コメント: アジアの現代映画史の一つのマイルストーンような、時代が前に進むために必要な映画だと思いました。「この世界に翻弄される私たち」を描くだけではなく、「私たちは世界をどうしたいのか?」を問いながら軽快なフィクションを、美しい映像で作っていたことが素晴らしかったです。自分にしか作れない物語に集中することもとても大事なことだと思いました。

この作品について: 近未来を舞台に幼なじみの親友2人が、とあるいたずらをきっかけに友情が揺れ動く様を描いた青春映画。空音央監督初の長編劇映画であり、主人公を演じた栗原颯人、日高由起刀が本作で映画デビューを果たした。

山戸結希 山戸結希
作品
《You are Precious to me》

《You are Precious to me》

国立西洋美術館 山友会 訪問看護ステーションコスモス

審査員コメント: 弓指氏のまなざしと掌を通して、見るものが感じるものへと変容する。擬似体験と呼ぶには、熱すぎて速すぎる。他者との境界が融和し、燃え上がるような感動が率直にありました。観客を芸術の当事者へと巻き込み、この世界の当事者として解き放つような生の煌めきが。

この作品について: 国立西洋美術館『ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか? —— 国立西洋美術館65年目の自問|現代美術家たちへの問いかけ』にて発表された絵画と文字、立体の作品群。

エリイ エリイ
???

coming soon

COMING SOON

Judges 審査員

※ 審査員名五十音順

エリイ

芸術家

エリイ

武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒業。2005年に6人でChim↑Pomを結成。社会問題やそのシステムに対して独自の視点から現代のリアルを提示、都市論を展開する。著書に『はい、こんにちは―Chim↑Pomエリイの生活と意見―』(新潮社)。

金原ひとみ

作家

金原ひとみ

1983 年東京都生まれ。03 年『蛇にピアス』ですばる文学賞を受賞しデビュー。翌年同作で芥川賞受賞。著書に『マザーズ』『アンソーシャル ディスタンス』『ミーツ・ザ・ワールド』『腹を空かせた勇者ども』『ナチュラルボーンチキン』『YABUNONAKA―ヤブノナカ―』他多数。

コムアイ

アーティスト・歌手

コムアイ

日本、インド、ブラジルなどの芸能や儀礼に影響を受けてパフォーマンスをしている。村田実莉と立ち上げたアーティビズム・コレクティブ「HYPE FREE WATER」では、環境問題を問いかけるビジュアル制作、資本主義をおちょくる演劇型アートイベント「おかしなおかね」を主催するなど。現在、ペルーアマゾンでの生活・出産記を執筆中。「水曜日のカンパネラ」を2021年に脱退。

岨手由貴子

映画監督

岨手由貴子

映画監督、脚本家。『グッド・ストライプス』、『あのこは貴族』、『すべて忘れてしまうから』(Disney+)など。脚本に『ヒヤマケンタロウの妊娠」(Netflix)、『天狗の台所』シリーズ(BS-TBS)、『ユーミンストーリーズ』(NHK)。

遠山正道

株式会社スマイルズ 代表

遠山正道

1962年東京生まれ。「Soup Stock Tokyo」「The Chain Museum」など様々な事業やブランドを展開する。大学教授やアーティストとしても活動中。ポエトリーバンド「新種のImmigrtionsB」はフェスやライブなどで活動している。

穂村弘

歌人

穂村弘

一九九〇年、歌集『シンジケート』でデビュー。短歌をはじめとして、評論、エッセイ、絵本、翻訳などを手がける。『水中翼船炎上中』『世界音痴』『短歌の友人』等著書多数。伊藤整文学賞、講談社エッセイ賞、若山牧水賞、アルスエレクトロニカ栄誉賞他を受賞。

真鍋大度

アーティスト、プログラマ、コンポーザ

真鍋大度

2006年にライゾマティクスを設立。坂本龍一、Björk、Nosaj Thing、Squarepusher、Arcaらと協業する一方、Sonar Barcelonaなど世界各地のフェスティバルで独自のソロパフォーマンスを発表している。

山戸結希

映画監督

山戸結希

2016年、映画『溺れるナイフ』が、20代女性の監督作品において前例なき興行記録となる。2018年、企画・プロデュースを務めた映画『21 世紀の女の子』を発表。RADWIMPS、Mrs. GREEN APPLE、backnumberらMVの映像監督を務める。

林士平

漫画編集者

林士平

株式会社ミックスグリーン代表取締役・少年ジャンプ+編集部員。連載中担当作品は『SPY×FAMILY』『チェンソーマン』『ダンダダン』『幼稚園WARS』他。過去の立上作品は『青の祓魔師』『この音とまれ!』『ルックバック』他多数。

OVERVIEW

開催目的
次世代を予感させる"Inspiring"な芸術文化作品の紹介、および芸術文化を通じたよりより社会や対話のあり方を探索すること
審査対象作品
アート、映画・映像、小説、舞台表現、音楽、プロジェクトなどの国内作品
審査対象期間
2024年以降に発表された作品
選定基準
  • インスパイアリングな作品
  • ソーシャルアジェンダへの向き合い
  • 次の時代を予感させる新たな表現
主催

OFFICIAL SNS

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歌集
あおむけの踊り場であおむけ

あおむけの踊り場であおむけ

著者:椛沢知世 装丁:成原亜美 装画:millitsuka 編集:藤枝大

『笹井宏之賞』第4回で大賞を受賞した椛沢知世の第一歌集。「犬の骨を犬のようにしゃぶりたいと妹の骨にも思うだろう」などの歌を収録。栞文は大森静佳、染野太朗、永井祐、野口あや子、神野紗希ら歌人 ・ 俳人が務める。

展覧会
ETERNAL Art Space Exhibition

ETERNAL Art Space Exhibition

re-assembli, ground / RYOICHI KUROKAWA
HINT / SPIME.IM + AKASHA

現実を芸術として見せることで観る者に変容体験をもたらすというテーマのもと、日本を代表するオーディオビジュアルアーティスト・黒川良一による『re-assembli』『ground』、イタリアのアートコレクティブ・SPIME.IM + AKASHAによる『HINT』を展示した『ETERNAL Art Space Exhibition』(2024年11月開催)。AI解析や報道映像を融合し、戦争・資本主義・メディア構造といった現代社会の複雑なテーマを、巨大な3面スクリーンで没入型に提示。視覚と聴覚を通じて現実を再構成し、鑑賞者の視野と意識を拡張する刺激的なオーディオビジュアル・インスタレーション。

漫画
恋とか夢とかてんてんてん

恋とか夢とかてんてんてん

(C)世良田波波/マガジンハウス「SHURO」

『このマンガがすごい!2025』 オンナ編2位、『THE BEST MANGAこのマンガを読め!』5位、『CREA 夜ふかしマンガ大賞2024』7位などランキング続々の話題作。やさしくなれない、変われない、でも変わりたい。大阪を舞台に描かれる夢を捨てきれない29歳・カイちゃんの「激痛」青春ストーリー。

音楽
SUNG LEGACY

SUNG LEGACY

アーティスト:さよならポエジー 発売日:2024/03/06 (Wed) RELEASE

神戸で結成されたスリーピースバンド・さよならポエジーの4thアルバム。前作から3年ぶりとなる2024年にリリースされた。”ボーイング”をはじめとしたアッパーな曲を多数収録。ジャケットのデザインも過去のアルバム3作とは一新され、バンドの新たなモードが垣間見える作品となっている。

音楽
集合論

集合論

作詞作曲 .jvkn
プロデュース .jvkn、濱田織人
コーラス 芦那すみれ
ミックス 土岐彩香
マスタリング 山崎翼

音楽家・立石従寛のソロプロジェクト「.jvkn」の2ndシングル。数学の集合論をメタファーに「定義しきれない感情とそれを受け入れる心」を描いた作品。愛を変数として分類しながらも「未だ名付けられていない」存在を示唆し、曖昧さにこそ宿る美しさを表現する。展開が読めない不明瞭な構成をシネマティックなコード進行と綿密にデザインされたエレクトロサウンドが説得力を加え、繊細なボーカルが融合する。多文化下で育った.jvknの、ノンジャンルを貫く力強さと儚さが奏でられた1曲。アラビア砂漠を歩くアートワークやバックリードとして参加する芦名すみれが雪山を歩くMVなど、二元性を自由に行き来するクリエイティブにも注目。

映画
能登デモクラシー

能登デモクラシー

監督:五百旗頭幸男 製作:石川テレビ放送 (C)石川テレビ放送

『はりぼて』『裸のムラ』の五百旗頭幸男監督のドキュメンタリー映画。過疎化の進む石川県穴水町。限界集落に妻と7匹の猫と暮らす滝井元之さんは手書き新聞『紡ぐ』を発行し町の未来に警鐘を鳴らしている。監督は、滝井さんの市井からの眼差しにローカルメディアの存在意義を重ね、役場や町議会が抱える問題を浮き彫りにしていく。そこから見えてくるメディアの本当の役割と民主主義の在るべき姿。美しい奥能登の自然とともに、能登半島地震の前後の町の人々の営みや変化の芽吹きをも映し出している。2025年5月劇場公開作。

映画
HAPPYEND

HAPPYEND

監督・脚本:空 音央
出演:栗原颯人 日高由起刀/佐野史郎
© 2024 Music Research Club LLC

ありえるかもしれない未来を舞台に描く青春映画の新たなる金字塔。近い将来の日本のとある都市。幼馴染で大親友のユウタとコウはいつもの仲間たちと音楽や悪ふざけに興じる日々を過ごしている。高校卒業間近のある晩、こっそり忍び込んだ学校でとんでもないいたずらを思いつく。これをきっかけに学校に四六時中生徒を監視する AIシステムが導入され、将来に悩むコウといまが大切なユウタの関係は次第にぎくしゃくしはじめる……。国内外で注目を集める空音央監督の初長編劇映画。ヴェネチア国際映画祭オリゾンティ・コンペティション部門に選出。栗原颯人、日高由起刀がW主演、本作にて銀幕デビューを果たした。

作品
《You are Precious to me》

《You are Precious to me》

国立西洋美術館 山友会 訪問看護ステーションコスモス 友愛会 きぼうのいえ 山谷のおじさん達

2024年に開催された展覧会『ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか? —— 国立西洋美術館65年目の自問|現代美術家たちへの問いかけ』の「反幕間劇」セクションにて発表された、絵画や文字の作品群。上野公園には、かつて多くの路上生活者がいた。彼らはどこへ消えたのかーー。作者が本展キュレーター・新藤淳から「西洋美術館初の現代アート展では彼らにもスポットをあてたい」と依頼を受け、制作された。制作するなかでたどり着いた山谷地区について、作者は「その場所は僕の知っている東京の街とは少し違う景色と生活があった」と語る。山谷で見たもの聞いたもの体験したことを描き出した意欲作。

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COMING SOON

COMING SOON