メイン画像:『ground』RYOICHI KUROKAWA
CINRAによる新たなアワード『CINRA Inspiring Awards』。その受賞作品、9件を発表しました。
『CINRA Inspiring Awards』はジャンル問わず、これからの時代を照らす作品の創造性や芸術性を讃えるアワード。初回となる今回は、9名の審査員によって選出されました。特設サイトはこちら。
【真鍋大度賞】受賞作品
審査員であるアーティスト、プログラマ、コンポーザの真鍋大度さん(ライゾマティクス)によって選出されたのは、2024年11月に渋谷ヒカリエホールで開催された展覧会『ETERNAL Art Space Exhibition』です。『MUTEK.JP 2024』と同時開催された同展は、オーディオビジュアルアーティスト・黒川良一さんによる『re-assembli』『ground』、イタリアのアートコレクティブ・SPIME.IM + AKASHAによる『HINT』を展示したもの。
審査員・真鍋大度のコメント
自然と人工の境界を揺るがしながら、空間と時間を再構築する力強い作品。対してSPIME.IM + Akashaは、AIと社会批評を融合し、情報と暴力の時代を鋭く映し出している。どちらもテクノロジーがもたらす美と異常性を高次元で表現しており、非常に刺激的な展覧会だと感じる。
受賞者プロフィール
『ETERNAL Art Space Exhibition』
オーディオビジュアルアーティスト・黒川良一によるインスタレーション『re-assembli』『ground』、イタリアのアートコレクティブ・SPIME.IM + AKASHAによる『HINT』を展示。現実を芸術として再構成し、意識に変容を促す。
審査員プロフィール
真鍋大度(まなべだいと)
2006年にライゾマティクスを設立。坂本龍一、Björk、Nosaj Thing、Squarepusher、Arcaらと協業する一方、Sonar Barcelonaなど世界各地のフェスティバルで独自のソロパフォーマンスを発表している。

『CINRA Inspiring Awards』に寄せて、主催・CINRAより
CINRA, Inc.は、創設以来約20年にわたり、芸術文化の領域に根差し、メディアを通じて多くの表現者の作品や声を届けてきました。審査員の皆様のご協力を得て、「これからの時代を形づくる」多様で多彩な作品を社会に伝えていくアワードを開催いたします。
わたしたちは、「CINRA Inspiring Awards」を通して、次の時代を予感させる新たな表現がより広く人々に届くことを願っています。
『CINRA Inspiring Awards』審査員(五十音順、敬称略)
エリイ(芸術家)
金原ひとみ(作家)
コムアイ(アーティスト・歌手)
岨手由貴子(映画監督)
遠山正道(株式会社スマイルズ 代表)
穂村弘(歌人)
真鍋大度(アーティスト、プログラマ、コンポーザ)
林士平(漫画編集者)
山戸結希(映画監督)
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