福祉番組『toi-toi 僕はまたゴッホの絵を美しいと思えるんだろうか?』が6月18日22:00からNHK Eテレで放送される。
ある人が心の奥底に抱いてきた「問い」を皆で考える『toi-toi』。「問い」を立てた主人公が多様な視点をもった人々と対話しながら「問い」を探求する。
今回「問い」を立てたのは中村満さん。かつては車販売の営業職として働きながら美術館に通い、ゴッホの絵を見ることが心のよりどころだったが、統合失調症を発症したあと、あれほど「美しい」と感じていたゴッホの絵になぜか心が動かなくなったという。
「もし、統合失調症を発症した自分を受け入れることができたなら、またゴッホの絵を美しいと思えるのではないか?」という疑問から、中村さんは街へ出て市井の人たちに「今の自分を受け入れているか」と問いかける。
番組後半では、西洋美術史に精通する評論家・山田五郎と対話。山田は2024年に原発不明がんと診断され、現在も治療を続けているが、「変わる自分も悪くない」と思えるようになったという。山田との対話を通して、中村さんは「変わりゆく自分」との向き合い方を探っていく。
【山田五郎のコメント】
中村さんの「ゴッホの絵を美しいと思えなくなった」という問いがとても面白くて、つい話し込んでしまいました。
病気になると、人生は変わる。でも、そもそも変わることはそんなに悪いことなのか。
中村さんと対話をしながら、ぼく自身も、がんを発症してから考えてきたことを改めて見つめ直しました。
病や人生を深刻に語るだけではない、不思議と前向きになれる番組です。
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