原田裕規『やっぱり世の中で一ばんえらいのが人間のようでごいす』展が日本ハワイ移民資料館で開催
2023.
06.13

『原田裕規 個展 やっぱり世の中で一ばんえらいのが人間のようでごいす』が6月20日から7月9日まで山口・日本ハワイ移民資料館で開催される。
2019年以降断続的にハワイに滞在し、自らの出身地である山口や広島から海を渡った「ハワイ移民」の歴史をリサーチしてきた原田裕規。
同展は日本ハワイ移民資料館で初めて開催される現代アート展。ハワイの日系アメリカ人をモデルに作成したCGの「デジタルヒューマン」に扮した作家が、日系人に伝わる民間伝承に基づくエピソードを語る映像作品『Shadowing』や、周防大島出身の民俗学者・宮本常一を題材とした映像作品が発表される。キュレーションは塚本麻莉(高知県立美術館)。入館料は大人400円、小中学生200円。
展覧会名は、宮本常一の著書『忘れられた日本人』所収の聞書「梶田富五郎翁」からの引用。昭和25年に宮本が対馬で出会った周防大島出身の老人・梶田翁の台詞だという。
関連イベントとして6月20日と7月9日に原田裕規による館内ギャラリートーク、7月2日に畑中章宏と原田裕規の対談が行なわれる。

Special Feature
Crossing??
CINRAメディア20周年を節目に考える、カルチャーシーンの「これまで」と「これから」。過去と未来の「交差点」、そしてカルチャーとソーシャルの「交差点」に立ち、これまでの20年を振り返りながら、未来をよりよくしていくために何ができるのか?