映画『負け犬の美学』が10月12日から東京・新宿のシネマカリテほか全国で順次公開される。
同作の主人公は40代半ばを過ぎた中年ボクサーのスティーブ。ピアノを習ってパリの学校に行きたいという娘の夢を叶えるため、欧州チャンピオンのスパーリングパートナーになったスティーブだが、チャンピオンからある提案が舞い込み、引退試合のリングに立つことになるというあらすじだ。原題は『SPARRING』。
たまに声のかかる試合とバイトで家族を養っているスティーブ役を、映画『アメリ』でヒロインが恋する相手役を務め、映画『憎しみ』ではメガホンをとったマチュー・カソヴィッツが演じる。スティーブがスパーリングパートナーを務めるタレク役を元WBA世界王者のソレイマヌ・ムバイエ、スティーブの娘オロール役をビリー・ブレインが務める。監督はサミュエル・ジュイ。
あわせて公開されたポスタービジュアルでは、「人生を踊れ!」というキャッチコピーと共に、タイトルを含めた全ての字体が斜めに配置され、ファイティングポーズをとるスティーブが描かれている。
- 作品情報
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『負け犬の美学』
2018年10月12日(金)からシネマカリテほか全国で順次公開監督・脚本:サミュエル・ジュイ 出演: マチュー・カソヴィッツ オリヴィア・メリラティ ソレイマヌ・ムバイエ ビリー・ブレイン 上映時間:95分 配給:クロックワークス

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CINRA Inspiring Awardsは、これからの時代を照らす作品の創造性や芸術性を讃えるアワード。芸術文化をルーツとするCINRAが、媒介者として次世代の表現者を応援できたら。そんな思いに力を貸してくださる審査員のかたがたに、作品を選出していただいた。