33年かけ宮殿を築いた郵便配達員 実話映画『シュヴァルの理想宮』12月公開

映画『シュヴァルの理想宮 ある郵便配達員の夢』が12月13日から全国公開される。

同作は、郵便配達員フェルディナン・シュヴァルが1879年から33年の歳月をかけてフランス南東部の村に築き上げた「シュヴァルの理想宮」を題材にした作品。寡黙で空想好きのシュヴァルが、変わった形の石に躓いたことをきっかけに、娘のために「おとぎの国の宮殿」を建てることを決意するが、やがて過酷な運命が彼に襲い掛かるというあらすじだ。原題は『L'Incroyable histoire du Facteur Cheval』、英題は『The Ideal Palace』。パブロ・ピカソやアンドレ・ブルトンらが評価したシュヴァルの理想宮は1965年に重要建造物に指定された。

村人たちに馬鹿にされながらも1人で石を運び、積み上げ続けるシュヴァル役に『レセ・パセ 自由への通行許可証』で『ベルリン国際映画祭』男優賞を受賞したジャック・ガンブラン、シュヴァルを支える妻役にレティシア・カスタがキャスティング。監督はドキュメンタリー映画『エトワール』などのニルス・タヴェルニエが務めた。今回の発表とあわせて、予告編とメインビジュアルが公開。

作品情報

『シュヴァルの理想宮 ある郵便配達員の夢』

2019年12月13日(金)から全国公開
監督:ニルス・タヴェルニエ 原案:ファニー・デマレ 脚本:ファニー・デマレ、ニルス・タヴェルニエ、ロラン・ベルトーニ 出演: ジャック・ガンブラン レティシア・カスタ ベルナール・ル・コク フロランス・トマサン 上映時間:105分 配給:KADOKAWA
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