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黒木華主演の映画『せかいのおきく』の海外版ティザー予告編が到着した。
阪本順治が脚本、監督を務める同作は、江戸末期を舞台に、貧しい時代に逞しく生きる庶民の姿を通じて、「人と人のぬくもり」と「いのちの巡り」をモノクロ映像で描いた作品。寺子屋で子供たちに読み書きを教えているおきくは紙屑拾いの中次と下肥買いの矢亮と出会い、やがて心を通わせていくが、ある悲惨な出来事に巻き込まれたおきくが喉を切られて声を失ってしまうというあらすじだ。4月28日公開。
武家育ちでありながら今は貧乏長屋で質素な生活を送るおきく役を黒木華、中次役を寛一郎、矢亮役を池松壮亮が演じる。
海外版ティザー予告編には、雨宿りをする矢亮と中次のもとにおきくが駆け寄る場面や、おきくが声を失うきっかけとなったシーン、阪本組常連の眞木蔵人、佐藤浩市、石橋蓮司らの姿が映し出されている。なお同作は1月に開催される『第52回ロッテルダム国際映画祭』ビッグスクリーンコンペティション部門に出品される。
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