熊本・阿蘇郡の小国町を舞台にした芸術祭『小さな国 Small Land Project』が10月に始まる。
『小さな国 Small Land Project』は研究者やアーティストがこの町の人や風土から見出したものを「国際小国学」として蓄積し、学びの場として行う芸術祭。映画監督、アートディレクターの遠山昇司が総合ディレクションを務め、 地域をリサーチし、その土地に潜む「善」を言葉にし、かたちにし、次の世代に手渡していくことを目指すという。
初回となる今年は『小さな国 十月』と称してリサーチをメインに10月4日から開催。小国町内に滞在するリサーチャー6人との交流や、メイン会場となる坂本善三美術館での展示、映画上映と関連企画の町内ツアー、熊本市現代美術館でのインスタレーション、実行委員の日比野克彦と同芸術祭アドバイザーの隈研吾による町内建築見学ツアーとトークイベントが行われる。
リサーチャーは家入健生(BEPPU PROJECTディレクター)、井上岳一(日本総合研究所創発戦略センター・チーフスペシャリスト)、武田知也(舞台芸術プロデューサー)、原田真紀(インディペンデントキュレーター)、松村圭一郎(文化人類学者)、米津いつか(アートコーディネーター、編集者)。
会場は坂本善三美術館、小国シネ・ホール、小国町内各所。熊本市現代美術館では10月5日から『遠山昇司展 収蔵庫の鳥たち』が同時開催される。
プログラムなど詳細はオフィシャルサイトを確認しよう。
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