映画『新解釈・幕末伝』の主題歌が福山雅治の新曲“龍”に決定。最新予告編が到着した。
福田雄一監督にとって劇場公開映画20本目となる同作は、教科書には載っていない、新解釈な「幕末伝」。ムロツヨシと佐藤二朗が初のダブル主演を務め、ムロツヨシが革命の志士・坂本龍馬役、佐藤二朗が幕末の英雄・西郷隆盛役を演じるほか、山田孝之、広瀬アリス、渡部篤郎、岩田剛典、矢本悠馬、松山ケンイチ、染谷将太、勝地涼、倉悠貴、山下美月、賀来賢人、小手伸也、高橋克実、市村正親が共演する。12月19日公開。
15年前にNHK大河ドラマ『龍馬伝』で坂本龍馬役を演じた福山。福田雄一監督作品に楽曲を提供するのは映画『新解釈・三國志』以来、二度目となる。福田監督からの「敢えて脚本を読まないでほしい。福山さんが作りたい『幕末伝』の曲を作ってください」というリクエストに応え、かつて坂本龍馬が時代を変えるための改革を「洗濯」と表現したように、「もし2025年に龍馬が生きていたら、一体どんな『洗濯』をこの現代に施すだろうか」という問いをテーマに制作したという。
“龍”を使用した予告編には、坂本龍馬、西郷隆盛、桂小五郎(山田孝之)、おりょう(広瀬アリス)、勝海舟(渡部篤郎)ら新時代のために戦い抜いた人物たちの雄姿が描かれている。
【福山雅治のコメント】
改めまして、今回も新解釈シリーズの主題歌を担当させていただくこと大変嬉しく光栄に思っております。前作『新解釈・三国志』の主題歌「革命」のエンドロールは嬉しい驚きに満ち溢れていました。
楽曲に散りばめられたフレーズと呼応したカット割り。監督とプロデューサーの皆様の深い音楽愛を感じました。
豪華キャスト陣の名演と音楽の絡みは最高の極みでした。
今作、『新解釈・幕末伝』主題歌のタイトルは「龍」。言わずもがな、それは坂本龍馬さんの「龍」であり、我々日本人にとって古から馴染みある存在の「龍」も含んでいます。
民衆と幕府、そして諸外国それぞれの思惑が入り混じる乱世幕末。何かが大きく変わる時の不安と恍惚。
誰に言われるでもなく、でも誰もが心の底から願っているであろう「時代の変化と進化」。その時代のうねりの中で個人は大河の一滴にしか過ぎず、そしてその大河は時に混沌や混乱の濁流となる。
濁流に飲み込まれながら人は「人生のダンス」を踊り踊らされる。
もがきながら、足掻きながら、時代が求める、あるいは許容するギリギリのその場所を探し続ける。
苛烈さの中の快楽、残酷さの中の甘美、そんな「人生のダンス」を表現してみました。
憚りながら、福田監督の真骨頂は、ユーモアを前面に出すその向こう側で、鋭く核心を突く表現にあると思っております。
本楽曲へのオファーは、監督とプロデューサーの皆様から、その「核心」の部分を背負ってくれ!という、重たくも受け止めがいのあるボールだと感じております。
劇場にて楽曲の全貌をお聴きいただける日を心待ちにしております。
福山雅治
【ムロツヨシのコメント】
「呼ぶ声あらば我は現る」の歌詞ではじまるこの歌は、我らが望んだことでした。叶うわけがないと思いながらも望んでいました。ただ叶うわけがないと。
ですが我らが考える以上に、あの方は福山さんは洒落がきいてて、なによりも誰よりも「粋」でした。
この歌を背負わせていただき、自分も「粋」の者になれるよう生きていきます。
福山さん、素晴らしい歌をありがとうございます。
そんな福山さんの歌と「粋」を含めて、この幕末伝という映画です。
だからこれは喜劇、です。
【佐藤二朗のコメント】
福山さんと僕は、共に1969年生まれ。それを人に言いますと、「嘘をつくな」「福山さんの方が遥かに若々しい」
「お前のようなくたびれたオッサンと一緒にするな」と袋叩きにあいますゆえ、ここだけの話に願います。
そんな福山さんがオリジナルで楽曲提供!しかも超ゴキゲンで、ぐわっと前を向きたくなる楽曲!
そして福山さんならではの痺れるほどカッチョいい歌唱!
これで福山さんと僕が同い年ということが、より一層、信じてもらえなくなりそうです。

メイン画像:©2025 映画「新解釈・幕末伝」製作委員会
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