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日台合作映画『このごにおよんで愛など』が11月27日に公開。特報映像、ティザービジュアルが到着した。
同作は、是枝裕和や西川美和が立ち上げた制作者集団「分福」に所属し、両監督の監督助手を務めてきた広瀬奈々子監督の長編映画2作目となるオリジナル作品。「もっといろんな家族の形があってもいいんじゃないかという思いから生まれました」と広瀬監督が語る同作では、「わがままで、ずるくて、だけど愛おしい」主人公・詩と、彼女に振り回される夫・杜夫、恋人・潤奈が織りなす多様な愛の物語が描かれる。
絵本作家の主人公・詩役に長澤まさみ、気遣いができ料理が得意な一面と、古き良き家族観の間で揺らぐ詩の夫・杜夫役に柄本佑、詩の恋人で、担当編集者でもある潤奈役に石橋静河がキャスティング。
ホウ・シャオシェン監督の後期作品やホアン・シー監督『台北暮色』の撮影監督を担ってきたヤオ・ホンイーをはじめ、撮影と照明に台湾スタッフが参加し、撮影は昨年9月から10月にかけて行われた。
特報映像は、詩の「変なこと想像しちゃった。3人でこの家に住むの」というセリフから始まり、夫・杜夫にも、恋人・潤奈にも、好きだと気持ちをぶつける姿が描かれる。音楽はシンガーソングライター・HIMIが担当。
ビジュアルは映画『怪物』や『ファーストキス 1ST KISS』などで印象的な一瞬を切り取ってきた写真家・末長真による1枚を、映画『爆弾』や『ルックバック』を手がけた吉良進太郎がデザインに落とし込んだもの。
【長澤まさみのコメント】
詩ちゃんの矛盾した行動の中には、理想とか現実とか、正義感みたいなものが混ぜこぜになっていて、それでも、彼女の素直な態度や、素顔が周りを吸引していき、"こんなのもアリかもしれない"と思わせてくれました。
監督のみぞ知る世界を、迷い、探し、うねるように、静河さんと佑さんと過ごし、それでも、私達は自然にその場にいる事ができました。愛に助けられた、そんな感覚でした。映画の中でもずっと探している、皆さんにとって愛ってどんな形なんでしょう?
どうか、映画を楽しみにしていて欲しいです。
【柄本佑のコメント】
「このごにおよんで愛など」の先にどんな言葉が続くのか?そんな事を考えながら今作の撮影に臨んでいました。「無駄」なのか「ナンセンス」なのか、はたまた「・・・でも欲しい!」なのか?
今作を観終わった方の心にどんな言葉が紡がれるのか、とても気になります。
不器用な欲しがりさんたちがお送りする愛に関する映画。是非お楽しみ下さい。
【石橋静河のコメント】
初めて脚本を読んだ時、まったく違う正義を持った三人が時に激しくぶつかり、時に互いに寄りかかりすぎたり…この三人はどこに行ってしまうのだろう?!とハラハラドキドキしたのを覚えています。
潤奈という役は、不器用で、ハリネズミのように棘があって、でも心の中には子どものような柔らかさを秘めた人でした。
まさみさん、佑さんとのお芝居は、とても頼もしく、心地よい時間でした。
台湾の撮影チームの眼差しは、とても柔らかかった。
広瀬監督が一から描き、そしてキャスト・スタッフみんなで作り上げたこの物語が、たくさんの人の心に届くことを祈っています。
【脚本・監督・編集・原案・広瀬奈々子のコメント】
はじめて原案を書いたのはコロナ禍のクリスマスでした。以来、わがままで、ずるくて、だけど愛おしい主人公を形づくるために、脚本の執筆に苦戦してきたわけですが、長澤まさみさんを主演にお迎えして、そんな苦労などすっかり忘れてしまうほど魅力的なキャラクターが誕生しました。さらに柄本佑さん、石橋静河さんが加わり、ちょっぴり歪な関係を紡ぎながら、想像以上に煌めく瞬間に立ち会うことができました。編集中にもこの三人でよかったと作品が喜んでいるように感じる場面があり、改めて幸せを噛み締めています。
このお話は、もっといろんな家族の形があってもいいんじゃないかという思いから生まれました。愛などと大仰な題を掲げてしまいましたが、誰かを好きになったり、家族を持ちたいと思ったときに起きる障壁や、女性に起きる問題、夫婦間の溝を丁寧に拾い上げ、軽やかにお届けできたらと思っています。
撮影は台湾のヤオ・ホンイーさんにお願いしました。海外の眼から見える東京が映し出されているのではないかと思います。公開まで楽しみにお待ちください。
【小出大樹プロデューサーのコメント】
広瀬監督から提案いただき、初めて脚本を読ませてもらった際に、丁寧に書き上げられたひとりひとりの登場人物の可笑しみや苦悩する姿がとても魅力的だと感じたのを覚えています。フィクションとはいえ過度なキャラクターとはせずに映画にしようとする監督の想いを形にして、多くの人にこの作品を届けたいと思いました。
主人公の絵本作家・詩を、どなたが演じてくださるのだろうかと脚本を作っているときは感じましたが、長澤まさみさんにお会いし初めて台詞を読んでもらった際に、瞬く間に詩が現れたと感じました。となりに座る監督をみると、嬉しそうに目を細めて笑みを浮かべていたことはいまでも忘れられません。長澤さんをはじめとした素敵な俳優の方々に今作に参加いただき、彼女たちが紡ぐ会話劇をいつまでも見ていたいと、リハーサルの時から何度も感じました。キャスト、スタッフの皆さんと一丸となってコミュニケーションをとりながら作り上げました。劇場に足を運んでいただき、楽しんでいただければと思います。
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