カジヒデキの新作EP『SMASHING TIME』が本日10月21日にリリースされた。
今年ソロデビュー30周年を迎えたカジヒデキ。全曲英詞の『SMASHING TIME』には、ルーツでもあるネオアコースティックや、シューゲイザーの影響を感じることができる3曲が収録される。
参加ミュージシャンは、共同プロデューサーとしても参加した堀江博久(Key)、原"GEN"秀樹(Dr)のレギュラーメンバーに加え、松江潤(Gt)が参加。ミックスは吉田仁(SALON MUSIC)、森達彦が担当した。
【カジヒデキのコメント】
ソロ30周年記念シングルのテーマは『ギターポップ』『90年代』『英国+英語詞』そして『リラックス』。
ソロデビュー30周年を記念して制作したシングルは、僕の音楽の原点であるギターポップの名曲を目指した珠玉の3曲になりました!今回は全曲英語詞にしました。やはりギターポップやネオ・アコースティックと呼ばれるジャンルの歌詞は英語だからこその良さがあります。そして僕がソロの前に活動していたバンド『BRIDGE』の初期が英語詞だった事もあり、カジヒデキ音楽史の出発点に立ち返って制作してみようと思いました。リラックスした気持ちで。
『ソロ30周年という節目にして、今一度足元を見つめ直そう』と思ったのがこのシングルです。
*収録曲について
僕が愛してやまないギターポップやネオアコの故郷はイギリス(United Kingdom)です。
表題曲『Smashing Time』は80’s末~90’s初頭にイギリスで頭角を表したシューゲイザーと呼ばれるノイジーなギターが特徴なジャンルの影響を受けた楽曲です。「今の時代は最悪だけど、踊ることで最高な時間を作り出そう!」というポジティブなメッセージが歌詞に込められています。1990年前後のシューゲイザーやマンチェはリアルタイムでとても好きだったジャンルですが、当時はそういう曲を作らなかったので長い年月を経て今回初めてトライしてみました。
2曲目はネオアコ・ソウルやインディー・ディスコをイメージした曲で、90’sに流行ったFREE SOULのテイストも入れてみました。
実はこのシングルのレコーディングの出発点はFREE SOULの生みの親であるSUBURBIAの橋本徹さんから依頼されたネオアコ・コンピ用(今秋リリース予定)のAztec Cameraのカバー曲にあり、そこでギターを松江潤くんに依頼したのです。
そしてこの曲の歌詞は、90年代に通ってたカフェやレコード屋などお気に入りのショップはみんな無くなってしまったけど、偶然当時好きだったお店と出会うストーリーになっていますが、もちろんそのカフェは橋本さんが経営されている『カフェ・アプレミディ』をイメージしてして、橋本さんやサバービア、カフェ・アプレミディにリスペクトした歌になっています。ある意味『90年代讃歌』なのです!
そして3曲目はとにかくシンプルなギターポップの名曲を作ろうと思ったらサクッと出来た曲。この曲もリッケンバッカーの12弦ギターの響きやアルぺジオのアンサンブルなど松江潤くんのギターワークが冴え渡った曲に仕上がりました。歌詞のテーマもシンプル。もう長い人生ずっとずっと音楽と共に過ごして来ましたし、たくさん助けて頂きました。その感謝の気持ちを込めて歌にしました。ソロとして30年やってこられたからこそ出来た楽曲だと思っています。
*ミックス・エンジニアについて
この3曲のミックス・エンジニアの起用はとても重要です。
表題曲はブリッジの一番最初の作品『He, She & I』からずっとお世話になって来た吉田仁さんです。
この曲はフリッパーズ・ギターもそうですが、近年では羊文学やLuby Sparksなど英国のシューゲイザーの影響を受けているバンドのレコーディングやミックスを担当している仁さんに絶対お願いしたいと思いました。UKロックの歴史を知り尽くした仁さんだからこその完成度です!
後の2曲は90年代前半、僕がバイトをしていた渋谷の輸入盤レコードショップの向かいにあったムーン・ライダーズ・オフィスの一角でエンジニアの仕事をされていた森達彦さんが担当。ブリッジやクルーエル・レコードの頃の作品で何曲かやって頂いた事もありますし、近年の僕の作品でも時々ミックスをして頂いています。森さんは80’s~90’sのネオアコやギターポップという音楽をリアルタイムで聴き、エンジニアとして表現されて来た方なので、今回のテーマには吉田仁さん同様、まさに適役の方だったんです。
*ジャケットとタイトルについて
シングルのジャケットの写真は、今年(2026年)の7月にスウェーデン最南端の避暑地、ファルスタボのビーチで撮影しました。フォトグラファーは僕の大好きなスウェーデンのバンド、EGGSTONEのペールです。ソロ30周年の記念作品にペールにこういう形で参加して貰えたのがすごく縁を感じましたし、嬉しかったです。裏ジャケットの写真は僕が録りました。ペールの自宅です。
タイトルの『Smashing Time』は1967年のイギリス映画『Smashing Time』にインスパイアされました。
『THE KNACK』や『蜜の味』などで知られるリタ・トゥシンハム主演のスウィンギング・ロンドン時代のドタバタ喜劇。
60’sや70’sのイギリス映画やシットコムを見ると、よく『SMASHING!』という言葉を耳にします。
『最高!』とか『素晴らしい!』という意味の俗語ですが、90”s以降はほとんど聞かない感じがします。
そのレトロでいてブリティッシュな響きが好きで、このタイミングで使いたかったのです。
楽しんで頂けたら幸いです!
カジヒデキ
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