河合優実主演『少女は卒業しない』主題歌は20歳のシンガー・みゆなの書き下ろし楽曲

2023年2月23日公開の映画『少女は卒業しない』の主題歌が発表された。
朝井リョウの同名小説を原作とする『少女は卒業しない』は、廃校が決まり、校舎の取り壊しを目前に控えたとある地方高校を舞台に、学校と恋に別れを告げる4人の少女の卒業式までの2日間を描いた作品。恋人へのある想いを抱えながら卒業生代表の答辞を担当する料理部部長の主人公・山城まなみ役を河合優実、夢のために恋人と離れることを選んだバスケ部部長・後藤由貴役を小野莉奈、軽音部部長で同じ部内の同級生に恋心を抱く神田杏子役を小宮山莉渚、クラスになじめず図書室に通いながら教師に密かな想いを寄せる作田詩織役を中井友望、まなみの恋人・佐藤駿役を窪塚愛流、神田が片思いする軽音部員の森崎剛士役を佐藤緋美、バスケ部員で後藤の恋人・寺田賢介役を宇佐卓真、作田が恋焦がれる現代文の教師・坂口優斗役を藤原季節が演じる。
主題歌“夢でも”を担当するのは、17歳で『FUJI ROCK FESTIVAL '19』に出演した現在20歳のシンガー・みゆな。同作を「私の人生に刻まれた映画」と評するみゆなの書き下ろし楽曲となる。
なお同作は、10月24日に開幕する『第35回東京国際映画祭』アジアの未来部門に正式出品。ワールドプレミア上映される。中川駿監督は映画祭での上映に向けて「かつて卒業を経験された方にも、コロナ禍により“本来あるはずだった卒業”を迎えられなかった方にも、きっと特別な感情を与え得る作品になっていると思います。ぜひご覧ください」とコメント。
【みゆなのコメント】
「少女は卒業しない」
初めて拝見してから何ヶ月が経ったか。
今でもはっきりと映像を思い出せてしまうくらい私の人生に刻まれた映画です。
儚くて、繊細で、でも力強さもあって。
奇跡のような作品に携われたこと、有難く思います。
感情移入のしすぎで冷静に歌えず、レコーディングはとても苦戦しました。
初めての体験で自分の楽曲ではありますが嬉しくなりました。
好きな人には忘れられたくないものです。
恋の歌でもありますし
友の歌でもあります。
皆様の人生に触れた誰かを思い出して聴いてほしいです。
本当に素晴らしい映画です。
是非映画と共に楽曲も宜しくお願い致します。
【中川駿監督のコメント】
別れの切なさを表現するだけでなく、別れの先の未来への希望をも感じられる、とても素敵な楽曲だと思います。主題歌が入る前までは、作品の後味が「別れの切なさ」の方に寄ってしまっていたように思います。監督としてそれは本意ではなく、前向きな印象で終わりたかった。「夢でも」が入ることで名実ともに作品が完成したと思っています。

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