ありふれたモノを美しい作品に変身させるトム・フリードマン、哲学に溢れた新作を京都で発表

日用品を美しい作品に変身させることで知られる作家トム・フリードマンの個展が、小山登美夫ギャラリー京都で開催されている。

フリードマンはこれまで、ピンク色の消しゴムのカスを床に円状に配置し、縁の部分がまるで銀河のようにみえる作品『Untitiled』(2000年)や、自身が1000時間見つめたという一枚の白い紙を作品とした『1,000 Hours of Staring』(1992~97年)などを発表。アートという行為自体に引かれてきた境界線に疑問を投げかけてきた。

同展では、禅僧とのやり取りのなかでひらめいたという「直接の、直の、そのままの体験がアートであり、人生なのだ」といった言葉を道しるべに、立体作品やアニメーション・ビデオ、ドローイングなど、全7点の新作を展示する。

徹底的にモノそれ自体にこだわり続けて来た作家の新たな挑戦をぜひ確かめたい。

トム・フリードマン展
『Not Something Else』

2009年3月28日(土)~5月2日(土)
会場:小山登美夫ギャラリー 京都
時間:11:00~19:00
休廊日:日・月曜日、祝祭日
料金:無料

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