第149回『芥川賞』受賞作は藤野可織の二人称小説、『直木賞』は桜木紫乃のラブホ連作

『第149回芥川龍之介賞』と『第149回直木三十五賞』の選考会が7月17日に東京・築地の新喜楽で行われ、『芥川賞』に藤野可織の『爪と目』、『直木賞』に桜木紫乃『ホテルローヤル』が選ばれた。

2度目のノミネートで『芥川賞』を受賞した藤野は、1980年京都生まれ。2008年まで京都の出版社でアルバイトをしていたという経歴の持ち主だ。『新潮』4月号に掲載された受賞作品『爪と目』は、二人称を駆使した手法で男女や家族の複雑な感情を描き出した作品となる。

『直木賞』を受賞した桜木は、北海道・釧路出身。今年1月に集英社から刊行された受賞作品『ホテルローヤル』は、北国のラブホテルにまつわる物語を描いた連作短編集だ。

両賞の贈呈式は8月中旬に行われる。

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