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ROVO インタビュー

ROVO インタビュー

インタビュー・テキスト
タナカヒロシ
撮影:柏井万作
2010/04/21
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各人がトップ・プレイヤーとして活躍するメンバーを擁し、人力トランス・バンドの先駆者としてカリスマ的な人気を誇るROVOが、日比谷野外音楽堂での年に一度の恒例イベント、『MDT FESTIVAL 2010』(以下、MDTフェス)を5月16日に開催する(共演はキセルとenvy)。別名「宇宙の日」とも呼ばれるMDTフェスは、野外ならではの環境を踏まえた壮大なスケールの演奏、巨大なキャンバスを最大限に活かした映像演出など、この日この場所でしか体験することのできない絶対に生で体験してほしいイベントだ。中心人物である勝井祐二氏に、改めてROVOの成り立ちから、MDTフェスの特別性についてまで、たっぷりと話してもらった。

(インタビュー・テキスト:タナカヒロシ 撮影:柏井万作)

レイヴ・カルチャーに触発されたROVOの始動

―ROVOは96年結成なので、もう15年ですよね。そもそもバンドを始めたきっかけは何だったんですか? 資料には「宇宙っぽい音楽をやろう」と言って始まったとありますけど。

勝井:いや、そう書いたらおもしろいかなと思って(笑)。最初はね、すごくシンプルでミニマルなことと、当時のテクノみたいなダンス・ミュージックをリンクできないかと考えてて。ひたすらシンプルに同じことを繰り返していくと、いつの間にか宇宙を感じられるような、すごいでっかいものができるんじゃないかって。

―いまはフォロワーみたいなバンドも多いですけど、当時としては新しい音楽性だったのでは?

勝井:ROVOの音楽は、新しいのか古いのかよくわからないところがあって。だってテクノはもちろん、ミニマル・ミュージックなんて60〜70年代からあったわけだし。僕らがROVOを始めた頃に興味を持っていたのは、ミニマルで繰り返す、それをバンド編成でやるっていうこと。そしてそれを、クラブでDJがかけるレコードと同じような役割で、ダンス・ミュージックとして機能させること。それに関しては、まだ誰もやってなかったかもしれないですね。

ROVO インタビュー
勝井祐二

―始めた頃って、まわりの反応はいかがでした?

勝井:90年代の頭にイギリスに行って、ロンドンのレイヴ・カルチャーを体験したんですけど、こりゃすごいのがあるなと思って、日本でもそういうパーティーをやろうとしたんです。そのときの仲間が、RHYTHM FREAKSっていうドラムンベースを日本で最初に紹介したDJチームなんですけど、一緒にパーティーをやる前に、「新しいバンドを作ったから見に来てくれ」ってライブを見てもらったら、「いま自分たちがかけてるドラムンベースのビート感に近い」って、すごく反応してくれたんですよね。それで一緒におもしろいことできないかなって。

―それでライブを実際にやってみたんですか?

勝井:そうそう。RHYTHM FREAKSのパーティーに出たんですけど、彼らは当時すごく注目度が高くて、僕らは始めたばかり。RHYTHM FREAKSのお客さんが相手だったんですけど、DJが交代していくなかにバンドとしてDJからビートを引き継いで出て行って。そしたらお客さんも「あれ? バンド? まぁ、引き続き踊れるからいいか」みたいな感じで。それで1時間くらいのライブをやったんですけど、最後のほうはこっちも予想してなかったくらい盛り上がって、変な一体感まで生まれて。手応えみたいなものは、ものすごくありましたね。



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イベント情報

『ROVO presents MDT FESTIVAL 2010 !!!!!!!!』

2010年5月16日(日) OPEN 15:00 / START 16:00
会場:東京・日比谷野外音楽堂

出演:
ROVO
envy
キセル

料金:前売4,500円(全席自由)※当日券未定

『ROVO TOUR 2010 !!』

2010年5月6日(木) OPEN 18:30 / START 19:30
会場:大阪・梅田シャングリラ
料金:前売3,500円 当日4,000円(ドリンク別)

2010年5月7日(金) OPEN 18:30 / START 19:30
会場:名古屋・ボトムライン
料金:前売3,500円 当日4,000円(ドリンク別)

2010年5月8日(土) OPEN 17:30 / START 18:30
会場:京都・磔磔(ワンマン)
料金:前売3,500円 当日4,000円(ドリンク別)

プロフィール

ROVO

勝井祐二(Vln)、山本精一(G)、芳垣安洋 (Dr/Per)、岡部洋一(Dr/Per)、原田仁(B)、益子樹(Syn)。「何か宇宙っぽい、でっかい音楽をやろう」と、勝井祐二と山本精一を中心に結成。バンドサウンドによるダンスミュージックシーンの先駆者として、シーンを牽引してきた。驚異のツインドラムから叩き出される強靱なグルーヴを核に、6人の鬼神が創り出す音宇宙。音と光、時間と空間が一体となった異次元時空のなか、どこまでも昇りつめてゆく非日常LIVEは、ROVOでしか体験できない。“フジロック・フェスティヴァル”、“ライジングサン・ロックフェスティヴァル”、“メタモルフォーゼ”、“朝霧JAM”、“アラバキ・ロックフェス”など、大型フェス/野外パーティーにヘッドライナーとして連続出演し、毎年5月には恒例の日比谷野音を熱狂させる。国内外で幅広い音楽ファンから絶大な信頼と熱狂的な人気を集める、唯一無二のダンスバンド。

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Suchmos“PINKVIBES”

Suchmosがアルバム『THE KIDS』より“PINKVIBES”のPVを公開。山田健人(dutch_tokyo)との久々のタッグとなるこの映像。余裕すら感じるシュアな演奏シーンやふとした表情が絶妙なバランスで映し出される。燃え盛るピンクの炎と、それに向けるメンバーの強い眼差しを見ると、Suchmosがこれからどんな風景を見せてくれるのか期待が高まる。(飯嶋)