鑑賞者と空間の対話をテーマにしたユーモア溢れる作品、イェッペ・ハイン『Kuru Kuru』展

ベルリンとコペンハーゲンに制作の拠点をおく作家・イェッペ・ハイン(Jeppe Hein)の個展が、1月16日からSCAI THE BATHHOUSEで開催される。

視覚や空間の感覚を惑わせる鏡で出来た迷路の作品や、人の動きに合わせて水の壁が上下し、観客を噴水の真ん中に閉じこめてしまう作品など、イェッペ・ハインは鑑賞者と空間の対話をテーマにした、ユーモア溢れる作品を制作している。

『Kuru Kuru』と題された本展では、ときに円というかたちに悟りや真理を象徴させる日本文化に寄せて、円形、球形をした作品を展示する。ネオン、鏡、ステンレスなどの素材でできたそれらの作品と交流することで、私たちの知覚や認知の論理は様々な角度からゆさぶられ、鮮やかな驚きや、何かもどかしい感覚、混乱といったさまざまな体験を楽しめるだろう。

1月16日(金)には東京藝術大学でイェッペ・ハインの公開トークが行われる予定。詳細はSCAI THE BATHHOUSEのサイトを参照。

イェッペ・ハイン
『Kuru Kuru』

2009年1月16日(金)~2月28日(土)12:00~19:00
会場:SCAI THE BATHHOUSE(東京・谷中)
休廊日:日・月・祝
入場料:無料

オープニングレセプション

2009年1月16日(金)18:00~20:00

『イェッペ・ハイン公開トーク』(通訳付き)

2009年1月16日(金)16:00~17:30
会場:東京藝術大学 中央棟 第1講義室
※事前申し込み不要(当日直接会場へ)

(画像:Jeppe Hein 3-Dimensional Circle 2007 Rimex Super Mirror, steel 200 x 140 x 140 cm Photo: Drik Pauwels)

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