もの派の作家『菅木志雄 置かれた潜在性』展、制作ノートや記録映像も公開

『菅木志雄 置かれた潜在性』展が、3月22日まで東京・清澄白河の東京都現代美術館で開催されている。

1944年生まれの菅は、イタリアの芸術運動「アルテポーヴェラ」と並び、近年国内外で注目を集める「もの派」を代表するアーティストのひとり。石や木、金属版、水などの身近な物質を素材に、物の在り方や空間を巡る本質的な問いを主題にしたインスタレーションを多く発表している。

同展は、菅のコンセプトが先鋭的に表れていた1970年代の作品を通して、作品に内包されている物質と身体、情報、空間などに関する菅の視点を提示するもの。インスタレーションに加え、菅が1967年から物や空間についての思考を記していた制作ノートや、1974年から本格的に取り組んでいた空間を活性化させる「アクティヴェイション」と呼ばれるパフォーマンスの記録映像も公開される。

また関連イベントとして、1月25日には菅と長谷川祐子(東京都現代美術館チーフキュレーター)の対談が開催されるほか、3月7日には菅によるアクティヴェイションが行われる。

イベント情報

『菅木志雄 置かれた潜在性』

2015年1月24日(土)~3月22日(日)
会場:東京都 清澄白河 東京都現代美術館
時間:10:00~18:00(入場は閉館の30分前まで)
休館日:月曜
料金:一般1,100円 大学生・65歳以上800円 中高生600円
※小学生以下無料

『菅木志雄によるアクティヴェイション』
2015年3月7日(土)14:00~
会場:東京都 清澄白河 東京都現代美術館
出演:菅木志雄
料金:無料(要展覧会チケット)

『菅木志雄』展、『ガブリエル・オロスコ』展共同企画
『松井みどりによるレクチャー』

2015年1月31日(土)15:00~
会場:東京都 清澄白河 東京都現代美術館 B2F講堂
講師:松井みどり(美術評論家)
定員:200名(先着順)
料金:無料(要ガブリエル・オロスコ展もしくは菅木志雄展チケット)

トーク
『1970年代をめぐって』

2015年2月14日(土)14:00~
会場:東京都 清澄白河 東京都現代美術館 B2F講堂
出演:
手塚一郎(ヴィデオ・インフォメーション・センター代表)
前山裕司(埼玉県立近代美術館学芸員)
定員:200名(先着順)
料金:無料(要展覧会チケット)

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