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奈良美智が童画家・茂田井武の作品を紹介する展覧会 画帳や絵本挿絵展示

『奈良美智がつくる 茂田井武展 夢の旅人』が、3月1日から長野・安曇野ちひろ美術館で開催される。

同展は、安曇野ちひろ美術館の開館20周年を記念して開催。昭和時代に活動した童画家・茂田井武の作品から、奈良美智が今も「新しい」と感じる作品を紹介する。展示会場は、20代の茂田井が欧州放浪中に描いた画帳『Parisの破片』『続・白い十字架』や、『退屈画帳』『幼年画帳』、宮沢賢治作『セロひきのゴーシュ』の挿絵、戦時中の日記などで構成される。

奈良美智のコメント

学校で習う美術のつまらなさは、それが自分の生活からかけ離れていたことだ。僕は絵を描いたりしているが、実を言うといわゆる名画よりも生活する中で出会ったもの、たとえば絵本から学ばせてもらったほうが多い。そして僕の好きな日本の絵本作家たちは、どこかしら茂田井武にその源流をみる気がする。果たして僕もそのひとりに違いない。彼の美意識は生活の中に息づき、それゆえ逆説的に崇高だ。彼の絵の中には西洋も東洋もなく、ただ純粋な魂だけがある。

茂田井武 画帳『続・白い十字架』より 1931-35年
茂田井武 画帳『続・白い十字架』より 1931-35年
茂田井武『白くまとお人形』1947年
茂田井武『白くまとお人形』1947年
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