ローカルがオススメする、東京の朝食スポット3選

東京はなんでも揃う便利な都市ですが、美味しい朝食が食べられるお店を見つけるのは、思いのほか困難。今回HereNowが紹介するのは、フレンドリー、好立地、そして個性溢れる朝食スポット。まずは、『自由が丘ベイクショップ』からスタートです。

※本記事は『HereNow』にて過去に掲載された記事です。

自由が丘ベイクショップ

東京の朝食シーンを語る上で欠かせない『自由が丘ベイクショップ』は、2009年にオープンして以来人気の、自由が丘の朝食スポット。8:30よりオープンし、9:30よりフードメニューをスタートしますが、朝だけでなく、何時でも朝食が食べられるのが特徴。

お店のオーナーである浅本充さんは、高校時代に聴いていたソニック・ユースやスパイク・リーの映画作品『ドゥ・ザ・ライト・シング』を始めとするアメリカンカルチャーの偉大なる影響を受け、その想いを『自由が丘ベイクショップ』として形にしたのだと言います。

浅本さんがこのお店のアイデアが浮かび上がったのは、2000年代後半に数年行ったブルックリンからの帰国後。ニューヨークでよく見かける「定番の朝ごはんを良質な音楽と共に味わえる、カジュアルなスポット」が日本に無いことから、ここ『自由が丘ベイクショップ』をオープンする意欲が湧いたのだとか。浅本さんは、当時の日本の朝食シーンについて、こう話します。

「当時日本のベーカリーでは、美味しいコーヒーが飲めなくて、コーヒーショップでは、美味しいペーストリーを提供するところが無かった。バランスのいい朝食スポットといえば、ファミリーレストランくらいしかなかったんです」

当時に比べ、朝食が楽しめるスポットがずいぶん増えた今、『自由が丘ベイクショップ』はオープン当初と変わらず、朝食の定番メニューを提供しています。ウエボス・ランチェロス(メキシカンランチスタイルのトルティーヤ)であろうと、ベーコンと卵やパンケーキ、はたまた潰したアボカドを乗っけたトーストであろうと、彼らのメニューはトレンドに流されることはありません。

「ファッションよりも、カルチャーやルーツを全面に出せる店にしたかった。誰でも来れて、誰でもリラックスできる。ちょっと格好悪いくらいでもいいんです」と浅本さんは話します。

カウンターでは、ベーグルやシナモンロール、クロワッサンなどのペーストリーもテイクアウト可能。店内で流れるのは、スタッフが入れ替わりで選曲するクラシックなアメリカンロックのレコードとなっています。

フレンドリーで粋な雰囲気の『自由が丘ベイクショップ』は、ちょっぴり早い朝から友達とおしゃべりしたいとき、また時間を問わず朝食が食べたいときに気軽に行けるスポットです。

CAMELBACK sandwich&espresso

渋谷区の神山町にある『CAMELBACK sandwich&espresso』は、その名の通り、コーヒーとサンドイッチを提供するテイクアウトスタンド。渋谷駅、代々木公園、そして代々木八幡駅から、それぞれ徒歩圏内の場所にあります。

オーナーである鈴木啓太郎さんと成瀬隼人さんは、高校時代からの親友で、大学からはそれぞれ別の道を進みました。鈴木さんは、商社で勤めた後、渋谷のあるコーヒーの有名店でバリスタとして。一方の成瀬さんは、アリゾナ州はフェニックスのお寿司屋でキャリアをスタートし、西荻窪の寿司屋の名店『磯はん』で板前として。その後、二人のタイミングが合い、2014年の暮れに『CAMELBACK sandwich&espresso』をオープンしました。

お店の原点について尋ねると、成瀬さんはこう話してくれました。

「他のどこかの国っぽいという色付けより、オリジナルであるべきだと思っています。二人とも東京で生まれ育ったので、僕たちが表現したいのは、自分らしい東京スタイルです」

エスプレッソマシーンで、マキアート、ダークなアメリカーノ、それから様々なラテ(バニラ、モカ、塩キャラメル、チャイ)まで、受けたオーダーに次々と応えていくのが鈴木さん。そして8種類の定番サンドに加え、季節限定のサンドまで、毎回ブレない味を提供するのは、元寿司職人の成瀬さん。そのこだわりのサンドイッチついて成瀬さんはこう話します。

「僕の哲学からすると、お寿司とは、魚を食べるものではなく、あくまでお米を食べている感覚。同様にサンドイッチは、パンの美味しさを味わうべきものだと思っています」

パンにこだわりを持つ成瀬さんは、近くにある3つのパン屋さんからバゲットを調達し、プロシュートや自家製ベーコン、そしてブリーチーズなど、定番の具材でサンドイッチを仕上げていきます。中には、しそや柚子、あん肝など、日本独特の材料を扱うものも。

最も人気なのは、「Egg Omelet Sandwich(卵サンド)」。お店の看板メニューで、訪れる人はこぞって頼む一品なのだとか。成瀬さんが毎朝焼き上げる玉子は、彼がお寿司屋さんで学んだ通りのおいしさ。そしてその玉子を挟むのは、代々木上原にある『カタネベーカリー』のパン。バターをたっぷり塗り、軽くトーストするのがお決まりのスタイルで、コーヒーのお供にピッタリの一品です。

神山町、富ヶ谷の住民や辺りで働く人たちの行きつけ『CAMELBACK sandwich&espresso』は、フラッと立ち寄りたい朝10時オープンの朝食スポットです。

WORLD BREAKFAST ALLDAY

渋谷区神宮前の『ワタリウム美術館』のすぐそばにある、朝食を通じて外国のカルチャーに触れることをコンセプトとするお店が『WORLD BREAKFAST ALLDAY』。 オーナーである木村顯さんは栃木に持つコテージで出会った訪日外国人との会話を通して「外国の朝食」に興味が湧いたのだとか。誰もが食べる「朝食」を掘り下げることで、国の文化を知れることに木村さんは関心を抱いたのだそう。

「学生のとき、バックパッカーとして海外に行ったとき、ユースホステルに泊まっていたんですが、朝食のテーブルには様々な国の人が集まり、情報交換をしていたんです。そのとき、食事を通じてコミュニケーションが潤滑になるという印象を受けたんです」と木村さんは話します。

『WORLD BREAKFAST ALLDAY』では、2ヶ月ごとにローテーションで様々な国の朝食を提供しており、2013年のオープン以来、20カ国以上の朝食を紹介してきました。

店内はコンパクトな作りになっており、真ん中に長テーブルが一つ置かれています。お店の奥には、瓶や缶、そして生鮮食品が綺麗に並べられた、暖かいキッチンの光景が。席と席の間隔が狭く、一緒に居合わせたお客様と会話がしやすい空間作りがなされているのも、ひとつの魅力と言えます。

「展開する国の朝食は、その国の人に味を確かめてもらってから提供してします」と木村さんはいいます。

朝食セットに加え、選ばれた国の飲みもの、デザート、そしてサイドメニューも用意されていて、期間内には、音楽や装飾を用いてその国の特徴を表現し、その国の文化に触れられるイベントやワークショップも開催されます。

そんな『WORLD BREAKFAST ALLDAY』が2017年最初に選んだのは、「中国の朝ごはん」。揚げパン、ピータンと脂身の少ない豚肉のお粥、お野菜の餡が入った菜包、そして小菜をすべてワンプレートに乗せて提供し、旧正月には、伝統的な飾り付けで店内も華やいだそうです。

「朝食」を通じて世界の食文化に触れられる異色な朝食スポット『WORLD BREAKFAST ALLDAY』は、彩り豊かな朝食が味わえる唯一無二のお店です。

自由が丘ベイクショップ
住所 : 東京都目黒区自由が丘2-16-29 4F
営業時間 : ブランチ 10:00〜11:30、ランチ 11:30〜12:00、カフェ 14:00〜17:00、ディナー 17:00〜23:00(L.O.22:00)
定休日 : 不定休
電話番号 : 03-3723-2040
最寄り駅 : 自由が丘駅
CAMELBACK sandwich&espresso
住所 : 東京都渋谷区神山町42-2 1F
営業時間 : 8:00~17:00
定休日 : 月曜日(祝日の場合は翌日)
電話番号 : 03-6407-0069
価格 : 500円~1000円
最寄り駅 : 代々木公園駅、代々木八幡駅
Webサイト : http://www.camelback.tokyo/
Facebook : https://www.facebook.com/camelback.tokyo
WORLD BREAKFAST ALLDAY
住所 : 東京都渋谷区神宮前3-1-23-1F
営業時間 : 7:30~20:00(last order 19:30)
定休日 : 不定休
電話番号 : 03-3401-0815
最寄り駅 : 外苑前駅
Webサイト : http://www.world-breakfast-allday.com/


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