映画『フランケンシュタイン』ギレルモ・デル・トロ監督コメント、本予告編、場面写真到着

映画『フランケンシュタイン』の本予告編、場面写真、ギレルモ・デル・トロ監督のコメントが到着した。

10月24日より一部劇場で先行公開、11月7日よりNetflixで配信される『フランケンシュタイン』は、メアリー・シェリーの小説『フランケンシュタイン、あるいは現代のプロメテウス』を実写映画化したもの。己の欲望に駆られた科学者ヴィクター・フランケンシュタインは新たな生命をこの世に生み出すための挑戦に乗り出し、その果てに誕生した「怪物」の存在が人間とは何か、真のモンスターとは何かという問いを投げかける。

天才だが苦悩に満ちたフランケンシュタイン役をオスカー・アイザック、聡明なエリザベス役をミア・ゴス、「怪物」役をジェイコブ・エロルディが演じたほか、クリストフ・ヴァルツらが出演。

本予告編はフランケンシュタインが生み出した「怪物」の独白から開幕。雷鳴が轟き、滝のような雨が降り注ぐ夜、死の静寂を破って「それ」が息を吹き返す様子や、自らを生み出した男を追い求める中で怪物が「ヴィクター・フランケンシュタイン」という名に辿り着くシーンなどが映し出されている。

場面写真は、研究所にひとり佇むフランケンシュタインや、陰影の中から覗く「怪物」、エリザベス、純真だったフランケンシュタインの幼少期の姿を捉えたもの。

【ギレルモ・デル・トロ監督のコメント】
この映画は、7歳でジェームズ・ホエールの『フランケンシュタイン』を初めて観たときから始まった旅を締めくくるものです。ボリス・カーロフの瞳を見て、衝撃が走るように感じ取りました。ゴシックホラーは私にとって教会のような存在で、彼は私の救世主だと。決定的な瞬間でした」と『フランケンシュタイン』への特別な愛を語り、「メアリー・シェリーの傑作は、私の魂の中で燃えたぎっている数多くの問いに満ち溢れています。その問いは存在論的で繊細、残酷で破滅的ですが、若者の心だけで燃え上がり、大人や社会だけが答えられると感じるものです。私にとって、自分が渇望する秘密を握っているのはモンスターたちだけなのです。みなさんの夢の世界にもモンスターたちが現れて、私にそうしてくれたように慰めを与えてくれることを願っています。なぜなら、私たちは皆、迷子になった怪物だからです。