台湾の音響効果技師を追ったドキュメンタリー映画『擬音 A FOLEY ARTIST』が11月公開

2022. 09.28
©Wan-Jo Wang

ドキュメンタリー映画『擬音 A FOLEY ARTIST』が11月19日に公開。メインビジュアルが到着した。

同作は、台湾映画界の「レジェンド的フォーリーアーティスト」と呼ばれる音響効果技師フー・ディンイーの40年におよぶフォーリー人生を記録したドキュメンタリー。70本を超えるフーの担当作品への言及を中心に、ホウ・シャオシェン、ワン・トン、エドワード・ヤンなど台湾映画が広く世界に認知された1980年代のニューシネマの登場、それ以前の台湾映画を垣間見ることができるという。また音響制作の老巨匠や、台湾映画のサウンドトラックを制作する伝説的な人物たちが映画の音を取り巻く環境の変化、未来のフォーリーの存在について語る。フーは『金馬奨』年度台湾傑出映画製作者賞を受賞。

監督を務めるワン・ワンローは、自身のデビュー作でルオ・フーという詩人を記録したドキュメンタリー映画の制作時に、超現実的な詩の世界を現場音だけで表現するには限界があることを痛感し、本格的に「音」を勉強しようと思ったことが同作制作のきっかけとなったという。

メインビジュアルでは、フーが鐘を鳴らしながら微笑む姿、フォーリーアーティストが様々な生音をつくり出す際に使う日常の道具が並んだイラストが確認できる。

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