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自然体のすすめ bomiインタビュー

自然体のすすめ bomiインタビュー

インタビュー・テキスト
金子厚武
撮影:田中慎一郎
2012/10/19

『メニー・ア・マール』という、なんともbomiらしい不思議な響きを持ったこの言葉は、「目に余る」が変形した、bomi初のフルアルバムのタイトルである。インディーズデビューからメジャーデビューへ至る約1年半の活動で彼女が表現してきたことは、「あなたはあなたでしかない」ということであったように思う。目に余ろうが、周りから浮いていようが、鼻血を出そうが、でもやっぱりそれがあなた。ただ、あなたでありさえすれば、なんにでもなれるし、願いだって叶っちゃうかも。bomiの歌に登場するちょっとおかしなキャラクターたちは、そんなことを伝えてくれる。そして、bomi自身はこの1年半での様々な出会いを通じて、共同で何かを作り上げることの喜びを覚えていった。悲しみを抱えていた少女の周りには、いつしか同じように表現を志向する仲間が集まり、「たくさんの丸」が生まれたのだ。

うーん……それでもやっぱり「武道館でやりたい」って言うのは恥ずかしいかも(笑)。

―資料の中にあるアンケートで、「最近読んだ本」っていう質問に矢沢永吉の『成りあがり』と、内田裕也の『俺はロッキンローラー』って答えてましたよね(笑)。これって、たまたま最近読んだっていうことなのか、それとも、最近のbomiのモードを反映していると言っていいのでしょうか?

bomi:音楽というより、存在として面白いと思ったんです。例えば、私は「将来の夢は?」って聞かれて、「武道館でやりたいです」って素直に言うことにすごくためらいがあったんですよ。「なんかダサいし、それを叶えたら目標なくなっちゃうじゃん」って、どんどんひねくれモードに入ってたんだけど、よくよく考えたらやりたいことはやりたいし、だったら言った方がいいかなって、そう思わせてくれたのが永ちゃん(笑)。

―まさに、「成り上がり」ですもんね(笑)。「ビッグになる」って言って、本当にビッグになった人だから。

bomi:永ちゃん大好きな知り合いが『アー・ユー・ハッピー?』(矢沢永吉著)と『成りあがり』を誕生日にプレゼントしてくれて、最近それを読み始めたら面白くて。「俺はとにかくビッグになりたい」とか書いてて、でも何かすごく説得力があったんです。

bomi
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―永ちゃんは自分で自分の活動をしっかりコントロールして成り上がった人ですからね。

bomi:そう、それで私は元気をもらったんです! 「ここまで自分でするものなのかな?」って思ってたこととか、実は「わりとやってる」と思って。

―今読んだのがよかったのかもしれないですね。メジャーで活動を始めて、実体験としてわかるっていう。

bomi:本自体は3年前に知り合いからもらったんですけど、人に薦められたものって、そのときに「いい」ってなかなか言えないというか、ゴリ押しされるとちょっと引いちゃったりしませんか? CDプレゼントされても、素直に喜べずに「◯◯に似てるね」とか言っちゃったりして……。

―ちょっと斜めから見ちゃうっていう。

bomi:そう(笑)。でもそれってホントよくないと思うし、自分の中で引っかかっていたんです。ただ事実として、自分のアンテナで、自分から探して出会うのはやっぱりすごくいいですよね。そうやって「自分対その作品」になったときに、すごく素直に受け入れられたりするんです。

―ちなみに、今「将来の夢は?」って聞かれたら、何て答えますか?

bomi:うーんなんでしょうか。……それでもやっぱり例えば分かりやすく「武道館でやりたい」って言うのは恥ずかしいかも(笑)。

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イベント情報

『bomi first one-man live「bomb bomb bomi!」』

2012年11月23日(金・祝)OPEN 17:00 / START 18:00
会場:東京都 代官山 UNIT
出演:bomi
料金:前売2,800円(ドリンク別)

リリース情報

bomi<br>
『メニー・ア・マール』(CD)
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『メニー・ア・マール』(CD)

2012年10月24日発売
価格:2,625円(税込)
COCP-37663

1. BIG BANG!!.
2. 薄目のプリンセス
3. Rock'n Roll TAKADA-KUN
4. Mr.&Ms.Boring
5. 麹町のスネーク
6. iYo-Yo
7. シャルロットの子守唄
8. パンゲロスの定理
9. 泣きっ面リリー
10. PANIC☆アルバイター
11. キューティクル・ガール
12. エクレア

プロフィール

bomi

2011年、始動。タワーレコード限定ミニアルバムを2枚リリース。キッチュでポップかつロックなトラックに乗る、ちょっぴりシュールで遊び心のあるリリックが、耳の早いユーザーの間で話題に。2012年6月、ミニアルバム「キーゼルバッファ」でメジャーデビュー。バンド形体で、何でもありのハッピー&生命力溢れる変幻自在のライブパフォーマンスに、現在中毒者急増中。また、そのキッチュなビジュアルや独特のたたずまいが、カルチャーシーンやファッション業界からも“次世代イットガール”として注目を集めている。10月24日には早くも1stフルアルバム「メニー・ア・マール」をリリース。11月23日(金・祝)には初のワンマンライブを代官山UNITで行う。

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