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古着屋BOY×Spotify対談 最新の音楽文化の発信者が語り合う

古着屋BOY×Spotify対談 最新の音楽文化の発信者が語り合う

King Gnu『Tokyo Rendez-Vous』
インタビュー・テキスト
金子厚武
撮影:小田部伶 編集:山元翔一 取材協力:BOY

SNSで気軽に音楽をシェアして、つながりが生まれるようになったらすごくいいと思う。(野本)

—野本さんからもう1バンド、紹介していただけますか?

野本:2組目はドミコです。ドミコはボーカルがめっちゃ好きで。2ピースっていうだけでThe White Stripesと比べられたりもするけど、そうじゃないところを目指してるのが伝わってきて、そういう意味でも楽しみです。一度メロディーを緻密に作った曲もやってみてほしいなっていうのは思います。

奥冨:彼らは時代には流されないところがありますよね。かなり芯があるバンドなので、ヒットするかどうかよりも、自分たちのいいと思うものをちゃんと大切にして、さらにいいバンドになっていくと思います。

—途中でアジアの話がありましたが、ドミコはTempalayとMONO NO AWAREと一緒に中国ツアーを敢行したんですよね。

奥冨:その3バンドって、近いようでバラバラな3組だと思うんですよ。MONO NO AWAREはThe CribsとかUKロックの影響が感じられたり、TempalayはUnknown Mortal Orchestraから影響を受けてたりしてルーツも違うし。あんまりシーンに括れないし、括られたくないバンドかなって思いますね。

—では最後に、奥冨さんからもう1バンド紹介してください。

奥冨:TAWINGSっていう、もともとお客さんとしてお店に来てくれてた女の子が始めたバンドで、すごくかっこいいんですよ。ニューウェイブとかポストパンクって、僕も一時期すごくハマってたんですけど、その辺をやるガールズバンドって、2010年代にはあまりいなかったと思うんです。

ビジュアルもいい子たちなので、演奏している姿も様になってて、この間『シブカル祭。』のブッキングマネージャーをやらせてもらったときも、彼女たちに出てもらいました。それこそ海外でやってもらいたいバンドでもありますね。

—すでに人気が出てきてるCHAIも含め、これまでとは違うタイプの新しい女性バンドも増えてきていますね。

野本:キャラって重要ですよね。女の子のバンドは特にそうかもしれない。

奥冨:かわいいだけじゃダメで、CHAIが言ってるみたいに「NEOかわいい」くらいにならないと(笑)。

野本:ひとつお願いなんですけど、TAWINGSはまだSpotifyに参加してないので、今度紹介してください(笑)。

奥冨:わかりました(笑)。

—お仕事の話も済んだところで(笑)、最後にそれぞれの今後について、「音楽との出会い方にどう関わっていくか」というポイントも含めて、話していただけますか?

奥冨:僕の夢はフェスをやることなんですけど、今すでにいろいろお世話になってるアーティストやお店に来てくれるお客さんをはじめ、いろんな人が集まれる場を作るのがひとつの目標ですね。

商店街的な感覚っていうか、小さなところから着々とやっていきたいと思っているんですけど、そのなかでネットワークを広げてくれるのは、Spotifyとか、いろんなSNSだと思うので、今後一緒にできることが何かあるんじゃないかなと思います。

野本:僕からはお願いというか、CINRA.NETの読者は音楽感度が高い人が多いと思うので、もしSpotifyを使ってたら、どんどんSNSで曲をシェアしてほしいです。そうやって、自分の好きな音楽仲間を見つけていってほしい。日本人って、そういうことを嫌がる人もいると思うんですけど、そこは乗り越えて、気軽に音楽をシェアして、つながりが生まれるようになったらすごくいいと思うんですよね。

左から:奥冨直人、野本晶

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リリース情報

King Gnu『Tokyo Rendez-Vous』
King Gnu
『Tokyo Rendez-Vous』(CD)

2017年10月25日(水)発売
価格:1,800円(税込)
UXCL-128

1. Tokyo Rendez-Vous
2. McDonald Romance
3. あなたは蜃気楼
4. Vinyl
5. 破裂
6. ロウラヴ
7. NIGHT POOL
8. サマーレイン・ダイバー

イベント情報

『Eggs×CINRA presents exPoP!!!!! volume103』

2017年11月30日(木)
会場:東京都 渋谷 TSUTAYA O-nest
出演:
King Gnu
Newspeak
SUSHIBOYS
踊Foot Works
4×4=16

プロフィール

奥冨直人(おくとみ なおと)

平成元年・埼玉県生まれ。渋谷にあるFASHION&MUSICをテーマにしたカルチャーショップ『BOY』のオーナー。DJ活動も地域・ジャンル問わず精力的に行う。インディーシーンに詳しいことで知られ、TOMMYの愛称で親しまれている。

野本晶(のもと あきら)

1970年生まれ、愛媛県出身。スポティファイジャパン株式会社でライセンス&レーベルリレーションズディレクターを務める。ソニーミュージック、ソニー・コンピュータエンタテインメント(現・ソニー・インタラクティブエンタテインメント)、ゾンバ・レコーズ・ジャパン、ワーナーミュージック・ジャパンを経て、2005年からiTunes株式会社にてミュージック担当としてiTunes Storeの立ち上げに参加。2012年9月より現職。

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