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-KARMA-インタビュー 高校生バンドが考える、大人ってなんだ?

-KARMA-インタビュー 高校生バンドが考える、大人ってなんだ?

Eggs
インタビュー・テキスト
沖さやこ
撮影:Uwabo Koudai 編集:山元翔一
2018/11/09

あなたは高校生のとき、どんな野望を胸に抱いていただろうか。筆者はとにかく大学受験を成功させることくらいしか頭になかった。そんな自分にとっての「大人」とは、高校の教員や親くらいのもの。狭いコミュニティーでしか大人というものを知り得なかった。だが高校生であっても、大人と同じ場所に身を置いていたならば、少しは大人という存在の見え方や、意識の向け方も違ったのかもしれない――札幌出身の3ピースロックバンド、-KARMA-の音楽を聴いていて、そんなことを思った。

高校1年生のとき、高校の同級生でバンドを結成した彼らは、すぐに教室を飛び出してライブハウスでライブをするようになった。現在の編成になったのが2017年の9月。ライブハウスという大人と対等な場所で活動をしてきた彼らは、「高校生でもこれだけできるんだ!」と見せつけたかったという。今年、北海道で開催される大型フェス『JOIN ALIVE』に高校生として初の出演を果たし、そして初の全国流通盤を11月7日にリリースした。正々堂々と音楽でもって勝負をしてきた彼らは「大人」に対して、「大人になること」について、どんな想いを抱いているのだろうか? 大人と対等のフィールドで戦う17歳の胸の内を探った。

僕は、大人に負けているとは思っていないから、どこかで大人を見下していると思います(笑)。

—畑山さんはTwitterで「高校生のうちに初の全国流通盤を出したかった」とつぶやいていましたよね。それはなぜですか?

畑山(Gt,Vo):「叶わない夢だろうな……」と思いつつも、バンドを組んだときから「高校生のうちにフェスに出たい、ラジオに出たい、テレビに出たい、全国流通盤を出したい!」とずっと強く思っていたんです。

-KARMA-(左から:金田竜也、畑山悠月、斉藤陸斗)
-KARMA-(左から:金田竜也、畑山悠月、斉藤陸斗)

—「10代」ではなく「高校生」のうちに、ということにはなにか理由があるのですか?

畑山:高校生の自分が作ったものは、高校生のときに出したほうが響くと思うし、なにより「周りに負けたくないな」と思うんです。同じようにライブハウスに出ている高校生バンドにできないことをしたかったし、日本全体で考えても高校生で全国流通盤を出している人はそうそういないだろうし。

親とか周りの大人からはよく「何年も音楽やってもうまくいかない人がたくさんいるんだよ」とか「何事も経験だから、高校を卒業して、もっと力をつけてからでいいんじゃない?」という意見をもらうことがあって。でも僕は、そんなこと関係なくいい音楽をやっている自信があるんです。だから「周りに負けたくない!」という気持ちはすごく強いですね。

畑山悠月
-KARMA-“少年から青年へ”を聴く(Eggsを開く

—それは「高校生だからってなめられたくない」ということ?

畑山:というよりは、「高校生でもこれだけできるんだぞ!」というのを見せたいというか。

—なるほど。「高校生でも経験を重ねた大人と対等にやりあえるんだぞ!」と。

畑山:そうです、そうです。

—初の全国流通盤『イノセント・デイズ』にも「大人」というワードがよく出てきますよね。

畑山:音楽をやっているときも、学校やバイト先みたいな普段の生活でも、大人に対していろいろ思うことがあるんです。対バン相手でもそうだし、親や学校の先生、バイト先の社員とかもそうだし……大人へ意識を向けたのは、バンドを組んだときがピークだったと思います。だからどうしても曲を作るときに「大人」というキーワードが最初にポッと出てきちゃう。

—畑山さんにとって大人は張り合う相手?

畑山:んー……自分はまだなれないもので、なりたくもないものでもあって、でもなってみたいものでもあって。でも僕は、大人に負けているとは思っていないから、どこかで大人を見下していると思います(笑)。そういう意味では張り合ってるのかな? やっぱり大人は上から目線でいろいろ言ってくるからウザいなあって(笑)。

—あははは。-KARMA-の音楽を聴いていると、「大人」という存在に苛立ちを抱いているなとは感じるんですが、畑山さんにとっては「不満や怒りをぶつけたい存在」というより、「自分が持っていないものを持っている存在」なのかなと思って。

畑山:そうだと思います。<いつになれば成長するんだよ>と歌っている曲もあれば、<このままがいい オトナになりたくない>と歌っている曲もあって、自分は大人になりたいのか大人になりたくないのか、どっちなんだろう? という「もやもや」がそのまま出ていると思います。『イノセント・デイズ』ではそこに結論を出したくなかったんですよね。「もやもや」のままで、それこそどっちなのかを探すためのアルバムというか。

畑山悠月
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アプリ情報

『Eggs』
『Eggs』

アーティストが自身の楽曲やプロフィール、活動情報、ライブ映像などを自由に登録・公開し、また、リスナーも登録された楽曲を聴き、プレビューや「いいね」等を行うことができる、アーティストとリスナーをつなぐ新しい音楽の無料プラットフォーム。登録アーティストの楽曲視聴や情報は、「Eggsアプリ」(無料)をダウンロードすると、いつでもお手もとでお楽しみいただけます。

料金:無料
推奨環境:iOS8.2以上(iPhone、iPad および iPod touch)、Android 4.3以上

リリース情報

-KARMA-『イノセント・デイズ』
-KARMA-
『イノセント・デイズ』

2018年11月7日(水)発売
価格:2,160円(税込)
EGGS-036

1. 僕たちの唄
2. ハレルヤ
3. 年上の、お前
4. イノセント・デイズ
5. SORA
6. くだらん夢
7. 少年から

プロフィール

-KARMA-
-KARMA-(かるま)

「17歳の今だからこそ歌える歌を、今だからこそ放てる音楽を、アナタに届けたいです。」と活動を続ける、札幌在住の高校3年生スリーピースロックバンド。地元札幌を中心に活動をつづけながら、2018年は7月に岩見沢で行われた大型フェス『JOIN ALIVE』をはじめ、『TOKYO CALLING』、『見放題2018』といった道外のサーキット・イベントにも多数出演。2018年5月に発売した3曲入り自主制作CD『少年から』は、発売4日でタワーレコード札幌ピヴォ店の週間インディーズ・チャートで1位を記録。

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