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-KARMA-、制服を脱いで考える。大人になるのは寂しくも嬉しい

-KARMA-、制服を脱いで考える。大人になるのは寂しくも嬉しい

Eggs
インタビュー・テキスト
天野史彬
撮影:ともまつりか 編集:中田光貴(CINRA.NET編集部)
2019/11/12

どんなに騒がしく幸福な時間も、永遠には続かないということ。数多の言葉と心を交わし合った仲間や恋人たちも、いつかは離れ離れになっていくのだということ。それでも新しい世界に飛び込んでいく瞬間は、尽きせぬ予感と興奮が、チクチクと心を刺す鈍い痛みをも凌駕してしまうのだということ。北海道在住の3ピースバンド、-KARMA-(カルマ)の2ndEP『DAYS E.P.』を聴くと思い出すのは、そんなことだ。

約1年前にリリースされた初作のタイトルが『イノセント・デイズ』だったことを考えると、新作のタイトルが『DAYS』というのは、かなり象徴的な変化といえる。そして、実際のところ、今年の春に高校卒業という大きな分岐点を経験した彼らの心象の変化が、今作には大いに反映されているという。「純粋な日々」から、「ただの日々」へ――その変貌の瞬間に少年たちはなにを思い、そして、どんな記憶を、音楽のなかに閉じ込めたのか。バンドを代表して、畑山悠月(Vo,Gt)に話を聞いた。

今も元気ですけど、高校生の頃のほうが、いろんな部分ではっちゃけられていたなって思う。

―-KARMA-はメンバー3人とも、今年の春に高校を卒業したんですよね。それを踏まえても、前作のタイトルが『イノセント・デイズ』で、新作EPのタイトルが『DAYS E.P.』というのは、かなり象徴的な変化だと思いました。

畑山:そうですね。子どもから大人へ、じゃないですけど、「変わったんだ」っていうことはタイトルからもはっきりとわかるようにしたいと思って。高校を卒業して生活リズムも変わったんですけど、それ以前に感じることも変わったような気がしているんです。なんというか……高校生の頃のほうが元気だったなぁって(笑)。

―ははは(笑)。今は元気ではないですか。

畑山:今も元気ですけど、高校生の頃のほうが、いろんな部分ではっちゃけられていたなって思うんです。卒業して、なにをしても許されるということはなくなった、というか。

畑山悠月(はたやま ゆづき)
畑山悠月(はたやま ゆづき)
-KARMA-(かるま)<br>メンバーである畑山悠月(Vo,Gt)、斉藤陸斗(Ba,Cho)、金田竜也(Dr,Cho)の全員が2000年生まれ、北海道出身、在住の3ピースバンド。2016年5月に札幌で結成。青春感溢れる歌詞と、聴く人も一緒に思わず笑顔になる躍動感のあるライブが持ち味。とにかく前を向いて等身大で「夢」を歌うけど、時折感じさせる「哀愁」が聴く人の心を揺さぶる! 少しやんちゃで、人懐っこいキャラクターも相まって、全国でファンが増殖中。
-KARMA-(かるま)
メンバーである畑山悠月(Vo,Gt)、斉藤陸斗(Ba,Cho)、金田竜也(Dr,Cho)の全員が2000年生まれ、北海道出身、在住の3ピースバンド。2016年5月に札幌で結成。青春感溢れる歌詞と、聴く人も一緒に思わず笑顔になる躍動感のあるライブが持ち味。とにかく前を向いて等身大で「夢」を歌うけど、時折感じさせる「哀愁」が聴く人の心を揺さぶる! 少しやんちゃで、人懐っこいキャラクターも相まって、全国でファンが増殖中。

―なるほど。

畑山:まだ酒も飲めないくせに生意気なんですけど、「俺たち、わかりやすく大人になっちまったなぁ」って、友達とも話していて。

遊ぶにしても、今はご飯食べに行ったりするだけだし。朝起きて学校に行って授業を受けて、学校が終わっても体力があるから公園でサッカーとか野球やって、夜もみんなでラーメンを食べに行って……そうやって1日が過ぎていった頃に比べると、今は1日にやることが少なくなっていて。「あの頃は楽しかったなぁ」って思ったりはします。

―バンドに対する向き合い方はどうですか。

畑山:メンバーも変わっていないし、やっている音楽が変わったわけでもないんです。でも高校生の頃に比べたら、メンバー間での言い合いは増えました。ベースの(斉藤)陸斗は昔からの親友なんです。小学校からの友達で、お互いの部屋の窓から顔を出して手を振り合えるくらいに家も近いし。

そういう関係だから、これまでは色んなことを言い合うこともなかったんですけど、最近はお互いが思っていることをハッキリと言い合う感じになっていて。ドラムの(金田)竜也も、高校が違ったので、これまではガツガツ言い合う感じじゃなかったんですけど、最近は徐々に、制作中に意見を言い合うようになっているんです。

―「友達」という関係性が、「バンドメンバー」という関係性に明確に変わっていったんですね。

畑山:そうですね。バンドにとってはすごく大きな成長なんだと思うんですけど。

―曲作りのやり方が変わったりもしましたか?

畑山:変わりました。僕は進学しなかったんですけど、他のふたりは専門学校に通っているんです。なので、ふたりは朝から専門学校に行くけど、僕は朝と昼の間ぐらいに起きて、なんとなく曲を作り始める生活なんですよね。

高校生の頃は、みんな同じ生活リズムだったからスタジオの時間も決めやすくて。決まった時間に制服姿で落ち合って、僕が作ったデモをもとにアレンジを3人で決めていくことが多かったんです。でも卒業してからは時間帯が合わないので、ベースやドラムの細かい部分以外は、アレンジも僕ひとりでやる部分が多くなってますね。

畑山悠月
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アプリ情報

『Eggs』
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アーティストが自身の楽曲やプロフィール、活動情報、ライブ映像などを自由に登録・公開し、また、リスナーも登録された楽曲を聴き、プレビューや「いいね」等を行うことができる、アーティストとリスナーをつなぐ新しい音楽の無料プラットフォーム。登録アーティストの楽曲視聴や情報は、「Eggsアプリ」(無料)をダウンロードすると、いつでもお手もとでお楽しみいただけます。

料金:無料

リリース情報

-KARMA-『DAYS E.P.』
-KARMA-
『DAYS E.P.』(CD)

2019年10月16日(水)発売
価格:1,650円(税込)
EGGS-042

1. デイズ
2. バンド
3. ぼくの部屋、朝のまち
4. クラスメート
5. blue!!

イベント情報

『DAYS E.P.』リリースツアー

2019年10月26日(土)
会場:大阪府 Anima

2019年10月27日(日)
会場:愛知県 Party'z

2019年11月16日(土)
会場:福岡県 Queblick
ゲスト:ヤングオオハラ、ナードマグネット

2019年11月17日(日)
会場:広島県 BACK BEAT
ゲスト:ヤングオオハラ、ナードマグネット

2019年11月23日(土)
会場:東京都 O-Crest

2019年12月14日(土)
会場:北海道 COLONY

プロフィール

-KARMA-
-KARMA-(かるま)

メンバーである畑山悠月(Vo,Gt)、斉藤陸斗(Ba,Cho)、金田竜也(Dr,Cho)の全員が2000年生まれ、北海道出身、在住の3ピースバンド。2016年5月に札幌で結成。青春感溢れる歌詞と、聴く人も一緒に思わず笑顔になる躍動感のあるライブが持ち味。とにかく前を向いて等身大で「夢」を歌うけど、時折感じさせる「哀愁」が聴く人の心を揺さぶる! 少しやんちゃで、人懐っこいキャラクターも相まって、全国でファンが増殖中。2018年11月に初の全国流通盤ミニアルバム『イノセント・デイズ』をリリースする。2019年3月に北海道限定盤となるEP『クラスメート』を、同年10月に2作目となる全国流通盤『DAYS E.P.』をリリース。

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