10月22日から12月22日までの2ヶ月間、Wikipediaは基金調達のための年次取り組むをスタートさせた。ここで得られた資金は、開発費、運用費などにあてられる。
同財団の設立者であるジミー・ウェールズ氏は「世界のだれもが教育にアクセスできると信じている。人種、国籍、性、年齢、経済的背景に関係なくだ」と声明文で述べており、現に11月にはWikipediaのアフリカ言語への拡大に向けて、南アフリカにてイベントも開催するとのこと。
ティム・オライリー氏が提唱し、今ではすっかり流行語になりつつある「Web2.0」の1要素である「Radical Trust」を代表するのがこのWikipedia。
誰しもが編集が可能なオンライン百科事典として、今や世界中に広がっており、下手をすると編集された百科事典よりも信頼もあるかもしれない。
インターネットが持つ大きな力を「教育」や「知の普及」に資するこのサイト。今年はじめには資金調達の困難により閉鎖もささやかれたが、今後も是非同じ理念の元、突き進んでもらいたい。