自分とは何者かを問う、『わたしいまめまいしたわ 現代美術にみる自己と他者 展』

東京国立近代美術館にて『わたしいまめまいしたわ 現代美術にみる自己と他者 展』が1月18日より開催。

価値観が多様化し、インターネットなどの高度情報技術によって増幅され、「わたし」と「他者」との関係は幾重にも複雑なものとなっている現代社会。このような混沌とした状況を自分たちが改めて「わたし」のあり方を考え直すチャンスとして捕らえ、「他者」との新たな関係を切り拓こうとする作品を集め、それらを複数の視点から紹介している。

5人のキュレーターが各セクションの構成を担当。国立美術館のコレクションの中のみならず、よりすぐった現代美術をセレクト。澤田知子氏、草間彌生氏など自己表現の強いアーティストから、ビル・ヴィオラ、キムスージャ、の代表的な映像作品も展示。

なお、カタログ、チラシ、ポスター、フロアプランなどのグラフィックは服部一成氏が手がけており、そこから感じることのできる世界感も注目したい。

『わたしいまめまいしたわ 現代美術にみる自己と他者 展』
2008年1月18日~3月9日 10:00~17:00 (金曜日は10:00~20:00)
会場:東京国立近代美術館 企画展ギャラリー
休館日:月曜日 ※2008年2月11日は開館し、翌12日は休館
料金:一般420円 大学生130円 高校生70円

主な出品作家(順不同):
梅原龍三郎、中村彝、岸田劉生、藤田嗣治、谷中安規(たになか やすのり)、麻生三郎、椎原治、靉光、北脇昇、ウォーカー・エヴァンズ、植田正治、浜口陽三、河原温、宮島達男、村上友晴、岡崎乾二郎、ブリジット・ライリー、日高理恵子、フランシス・ベーコン、マックス・ペヒシュタイン、ゲオルク・バゼリッツ、須田一政、ポール・ストランド、澤田知子、草間彌生、舟越桂、山中信夫、秋山祐徳太子、キムスージャ、ビル・ヴィオラ、高松次郎、牛腸茂雄、高嶺格(たかみね ただす)、郭徳俊(かく とくしゅん)

ギャラリー・トーク
「担当キュレーター5人によるリレー式ギャラリー・トーク」
2008年2月8日(金)18:00~19:30
会場:東京国立近代美術館 企画展ギャラリー
ゲスト:蔵屋美香(東京国立近代美術館主任研究員)
三輪健仁(東京国立近代美術館研究員)
鈴木勝雄(東京国立近代美術館主任研究員)
保坂健二朗(東京国立近代美術館研究員)
大谷省吾(東京国立近代美術館主任研究員)
※以上は大まかな順序になります
料金:参加無料(要観覧券)
申込不要

「写真と<わたし>」
2008年2月22日(金)18:00~19:00
会場:東京国立近代美術館 企画展ギャラリー
ゲスト:竹内万里子(当館客員研究員、写真批評家)
料金:参加無料(要観覧券)
申込不要

(画像:澤田知子、《ID400 (#301-#400)》(部分)、1998年、京都国立近代美術館蔵(c)Tomoko Sawada Courtesy: MEM))

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