『生きている太郎』講座 中沢新一らを招き東京都現代美術館で開講中

東京都現代美術館ではこの3月、様々な角度から岡本太郎に関わる四人の講師を招いて、MOT美術館講座『生きている太郎』を開催。

現在同館に展示されているの岡本太郎の巨大壁画『明日の神話』は、1968年にメキシコで描かれたが、長い間行方不明となっていたもの。2003年に奇跡的にメキシコ郊外の資材置き場で発見された。2005年に日本に移送され、修復が始まる。日本国内で恒久的に設置する場所の決定を控えているが、同館での展示は好評で、公開期間は6月29日まで延長が決まっている。

1996年に亡くなって以降も、作品や著作を通して生き続ける太郎の思想は、若い世代にも鮮烈なメッセージを投げかけている。

今回の講座では、美術評論家、学芸員、修復家、人類学者という4人がそれぞれ専門家の立場から太郎についてレクチャー。太郎の芸術、そして今なお衰えない影響力について改めて再考する機会になるだろう。

MOT美術館講座『生きている太郎』
会場:東京都現代美術館 講堂

2008年3月1日(土)
「岡本太郎の神話と素顔」
針生一郎(文芸・美術評論家/和光大学名誉教授)

2008年3月9日(日)
「岡本太郎の中のメキシコ」
仲野泰生(川崎市市民ミュージアム、元川崎市岡本太郎美術館学芸員)

2008年3月16日(日)
「岡本太郎の技法と《明日の神話》の修復」
吉村絵美留(絵画修復家)

2008年3月20日(祝)
「日本のアヴァンギャルドとは何か」
中沢新一(人類学者/多摩美術大学芸術人類学研究所所長)

料金:各回400円
時間:各回とも15:00~16:30(14:30開場)
定員:200名(当日先着順)

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