私たちにも身近な飲み物、コーヒー。全世界での1日あたりの消費量は約20億杯にも上り、コーヒー豆は世界市場において石油に次ぐ巨大な国際的貿易商品でありながら、コーヒー農家に支払われる代価は低く、多くの農家が困窮し農園を手放さなくてはならないという現実があるのをご存知だろうか。
そんなコーヒー産業の実態を暴きながら、貧困に苦しむコーヒー農家の現実を伝える映画『おいしいコーヒーの真実』が5月31日(土)から、UPLINK Xにて公開される。
フェアトレードという言葉が一般化してきた昨今だが、実際の映像や現地の声を聞く機会となる貴重な作品となることは間違いないだろう。1杯のコーヒーを通して、地球の裏側の人々の生活と世界の現実を知ることのできる貴重な作品だ。
『おいしいコーヒーの真実』
2008年5月31日 渋谷アップリンクX、ほか全国順次公開
監督:マーク・フレンシス、ニック・フランシス
キャスト:タデッセ・メスケラ
2006年/イギリス・アメリカ/カラー/78分
配給・宣伝:アップリンク
協力:フェアトレード リソース センター