アート集団Chim↑Pom(チン↑ポム)が、問題となった作品が展示される予定の企画展を自ら自粛したことを、所属する無人島プロダクションがウェブサイトにて発表した。
問題となったのは10月21日の未明にアート作品制作のために広島市の上空に飛行機雲で書いた「ピカッ」の文字。平和を訴えるという名目の現代美術作品に原爆を意味する言葉が表現されたことがウェブ上で様々な議論を呼んでいた。
無人島プロダクションのウェブサイトには「このたび僕たちが作品制作のために、広島で行ったことに対し、被爆者の方々、ご遺族、ご家族、並びにその関係者の皆様に大変不快な思いをさせてしまいましたことを、深くお詫び致します。」との彼らからの謝罪文も掲載されている。
Chim↑Pomは広島現代美術館で昨年開催された『Re−Act 新公募展2007』に作品を応募。「セレブと地雷撤去」をテーマにした「サンキューセレブプロジェクト『アイムボカン』」で大賞である広島市現代美術館賞を受賞している。