紛争ですべてを失ったウガンダの子供たちが、音楽と踊りで希望を取り戻すまでの奇跡を描いたドキュメンタリー映画『ウォー・ダンス/響け僕らの鼓動』が、11月1日(土)より、東京都写真美術館、アップリンク他全国で順次ロードショーされる。
年に一度行われる全国音楽大会に、紛争地域にあるキャンプ内の学校の出場が認められたのはウガンダ史上初めて。優勝を目指して、生徒と教師による猛練習が始まるのだが、ドミニク、ナンシー、ローズはそこで見せる真剣な眼差しや笑顔とは裏腹に、あまりにも悲惨な事実を背負っているのだった…。
音楽を通して辛い過去を忘れ、新たな希望を見出していく姿を、カメラは丹念に追っていく。自らの言葉で語られる彼らの体験はあまりにむごいが、ときおり見せる輝く瞳は、明るい未来に満ち溢れている。
音楽と踊りという根源的なものに突き動かされる人間のエネルギーを本作からは感じ取ることができるし、またウガンダという国、ひいては世界の暗部をも垣間みることのできる貴重なフィルムであることは、紛れもない事実だ。
『ウォー・ダンス/響け僕らの鼓動』
2008年11月1日(土)より、東京都写真美術館、アップリンク他全国順次ロードショー
監督:ショーン・ファイン&アンドレア・ニックス・ファイン
プロデューサー:アルビー・ヘクト
製作総指揮:スーザン・マックローリー
音楽監修:ジョージ・アコグニー
音楽:アッシュ・アンド・スペンサー
撮影:ショーン・ファイン
キャスト:
ドミニク
ローズ
ナンシー
2007年/アメリカ/カラー/107分/
配給:IMAGICA TV
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