有賀慎吾と長谷川翔による展覧会『接続 解除』、肥大する暗闇と日常空間の再考

吉祥寺のArt Center Ongoingにて、有賀慎吾と長谷川翔による展覧会『接続 解除』が、6月14日(日)まで開催されている。同展は、Art Center Ongoingが新進気鋭の若手作家を紹介するシリーズ「未来進行形」の第4弾となる。

これまで数々のインスタレーション作品や映像作品を手がけてきた有賀の作品から滲み出るのは、グロテスクかつバイオレンスという、ある種、性的で暴力的な世界観。彼が多用するドス黒い感情をもつ暗闇、裸体、ガスマスクといったモチーフは、暗闇への憧憬すら感じることができる。

一方の長谷川は、水や太陽光、植物や昆虫などをその一部としたインスタレーション空間を制作。自然現象をアートへ変換させる長谷川の行為が意図するものは、日常的な空間の中に異質な物を取り入れることにより、変容した見慣れた世界から再考を促す知覚の呈示だという。

有賀、長谷川はともに1980年代生まれの新進のアーティスト。今後の躍進が期待される2人のターニングポイントとなる展覧会だ。

有賀慎吾 長谷川翔
『接続 解除』

2009年6月3日(水)~6月14日(日)
会場:Art Center Ongoing(東京・吉祥寺)
時間:12:00~21:00

定休日:月・火
料金:無料

オープニング パーティー

2009年6月6日(土)18:00~

トークイベント

2009年6月13日(土)15:00~
ゲスト:
針生一郎(美術評論家)
参加料:1,000円(先着30名様、要予約、1ドリンク込み)

Pre Ongoing School

2009年6月14日(日)15:00~
料金:1,500円(ケーキとドリンク付き、先着30名様)

(画像上から:本展DMイメージ、有賀慎吾「黄色い水脈」より ドローイング(2009年)、有賀慎吾「黄色い沼」より パフォーマンス(2008年)、長谷川翔「float」(2009年))

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