『ひとつぼ展』グランプリ・奥出和典の写真展、「妹」を被写体にしたリアルかつ幻想的な作品

奥出和典の写真展『KERBEROS』が、東京・銀座のガーディアン・ガーデンにて、3月5日まで開催されている。奥出は2008年に開催された第30回写真『ひとつぼ展』(公募展) のグランプリ受賞者。1年の制作期間を経て今回の個展開催にいたった。

作品の被写体となるのは、実の妹。ある事をきっかけに妹との間に距離を感じるようになっていた奥出は、それを埋めるべく、カメラのファインダーを通して妹と向き合った。写真を撮ることで理解したのは、妹に対する複雑な感情、そして自分にとって妹の存在の大きさだったという。

同展では、2008年の『ひとつぼ展』と同様に、目の前の「彼女」をストレートに表現したカラー作品に加え、過去にプリントした写真を再度スキャン、出力したモノクロ作品を展示。カラーで写しだされた現在進行形のリアルな「彼女」と、モノクロで幻想的に現れた過去の「彼女」。過去を辿ることで記憶の中まで表現したいという奥出の新しい試みとなっている。

第30回写真『ひとつぼ展』グランプリ受賞者個展 奥出和典展『KERBEROS』

2009年2月16日(月)~3月5日(木)
会場:ガーディアン・ガーデン(東京・銀座)
時間:12:00~19:00
休館日:日曜
料金:無料

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