ピアニカ奏者・トラックメイカーの池永正二率いるダブユニット「あらかじめ決められた恋人たちへ」のフェイクメンタリーライブアルバム『ラッシュ』が、7月8日にリリースされる。「フェイクメンタリー」とは、映画やテレビのジャンルのひとつで、架空の人物や団体、虚構の事件や出来事に基づいて作られるドキュメンタリー風手法のこと。
あら恋は2008年から固定のバンドメンバーでライブに参加。数あるロックバンドよりもさらに「ロック」な彼らのライブは、これまでリリースされた音源とは一味違う魅力に溢れている。今作はCDとDVDで余すところなく彼らの今を伝えている。
『ラッシュ』に収録されるのは、今年2月13日に開催された公開レコーディングの様子。これまでのアルバムに収録された楽曲や、池永が音楽を手がけた映画音楽から厳選された楽曲。バンドサウンドにより陰影を増したサウンドからは壮大な世界観が感じられるだろう。
かねてから「アルバムとライブのギャップを見せていきたい」「音楽で映画を作りたい」と語る池永の思いを反映した、ライブ演奏全体を再構築したような仕上がりとなっている。