巨大化した食卓の違和感から探る創造世界『ガリバーの食卓展』、象の鼻テラスで開催

横浜港発祥の地・象の鼻パーク内にオープンしたアートスペース・象の鼻テラスにて、『ガリバーの食卓展−違和感から生じる創造力の探訪−』が12月2日から開催される。

象の鼻とは、赤レンガパークと山下公園を結ぶ山下臨海線プロムナードから海を眺めた際に見える大さん橋国際客船ターミナルから延びた防波堤のこと。アメリカのペリーが2度目の来日で上陸した場所として知られ、横浜で最初の波止場として諸外国との活発な貿易・交易の舞台となった。

本展は「スケール」をテーマとし、日常にありふれたモチーフを巨大化させる手法で注目を集めるフランス人アーティスト、リリアン・ブルジェアによる巨大ガーデンテーブルセットをはじめ、ファッションデザイナー、皆川明によるドット柄のファブリックを用いた新作アートワークを展示。また、鎌倉を拠点とするパン屋・パラダイスアレイの勝見淳平と、映画『eatrip』で初監督を務めた野村友里との新ユニット「宙トリップ」が、実際に食事ができる『ガリバーディナー』のスペシャルメニューを提供する。

際立ったスケールの差異による様々な感覚のズレが、開港当時の人々が体験した異文化との隔たりにも似た日常生活にはない違和感と通じ、そこから創造力を探訪する試みだ。

『ガリバーの食卓展−違和感から生じる創造力の探訪−』

2009年12月2日(水)~2010年1月11日(月・祝)
会場:象の鼻テラス(横浜)
時間:9:00~17:00

出展アーティスト:
宙トリップ(野村友里・勝見淳平)
皆川明
リリアン・ブルジェア

料金:無料

(画像:©Stefane Chevillon production ccc)

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