過激派集団のアジトが舞台、平田オリザが描く共同体の臨界点『革命日記』が再演

平田オリザが主宰を努める青年団の公演『革命日記』が、ホームグラウンドである東京・こまばアゴラ劇場で5月2日から上演される。

『革命日記』は1997年に外部公演のために書き下ろされ、執筆後10年の時を経て、一昨年初めて平田オリザ自身の手で演出された幻の戯曲だ。今回は2度の追加公演を重ねながら連日満員となった若手公演の好評を受け、青年団本公演としての再演となる。

同作で描かれるのは、過激派集団のアジトを舞台した共同体の臨界点。公演チラシに記載された「組織は腐敗する、革命は堕落する。いかなる組織も、いかなる革命も。」という強烈なコピーがどのように表現されるのかに注目が集まる。

変革の予感渦巻く2010年、その渦の中心にいると言っても過言ではない平田オリザが描く、崩れゆく集団の姿はいったい何を写し出すのだろうか。見逃せない公演になりそうだ。

青年団第62回公演
『革命日記』

2010年5月2日(日)~5月16日(日)計19公演
会場:こまばアゴラ劇場(東京・駒場東大前)

作・演出:平田オリザ
出演:
能島瑞穂
福士史麻
河村竜也
小林亮子
長野海
佐藤誠
宇田川千珠子
海津忠
木引優子
近藤強
齋藤晴香
佐山和泉
鄭亜美
中村真生
畑中友仁

料金:一般3,500円 学生・シニア2,500円 高校生以下1,500円

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