写真家・オオシマタカオがパリと東京で綴ったポートレートとランドスケープ

バリ在住のフォトグラファー・オオシマタカオによる写真展『U FACE』が、東京・代官山のGALLERY SPEAK FORで開催中だ。

1995年に渡仏したオオシマタカオは、東京とパリの2都市で活動し続けている写真家。人がもつ生々しい動物的な個性の深みをもったポートレートと、人も環境の一部分であることを表すアーバンランドスケープをモチーフにした、正反対の魅力を持つ作品を制作している。

写真展タイトルの「U FACE」とは「Urban Face」を意味しており、「都市と人」がもつ風貌の対比やリンクを試みるダブルスケッチを表しているという。ポートレートは彼が東京とパリで出会ってきた俳優たちや映画監督、デザイナーやDJなど、モノクロームで撮りためた約17点。ランドスケープは東京とパリのグラフィカルなカラー写真、約16点を展示する。

異文化間を行き来しつつ、膨大な量の人物との対峙を続けて来たオオシマだけが綴れる写真は、多くの人々へ甘美な挑発をしかけてくれるだろう。

『TAKAO OSHIMA U FACE』

2010年2月5日(金)~2月17日(水)
会場:GALLERY SPEAK FOR
時間:11:00~20:00(最終日のみ18:00まで)
休館日:木曜

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