作家・桑原正彦の個展『とても甘い菓子』が、東京・清澄白河の小山登美夫ギャラリーで3月27日まで開催されている。
桑原の絵画作品は、現代社会に生きる私たちが普段見過ごしている世界の奇妙さを、軽妙に捉えているのが特徴的だ。全てのイメージが消費されていくこの世界において、無数のキャラクターや無名の女性モデルなどを、ユーモラスなモチーフとやわらかな色彩で描いている。
同展では、2008年から2009年の新作ペインティングを展示。淡い色彩で描かれた空間の中に、モデルの女の子やこっそり一緒に暮らしているような動物たちなどが息づく世界観をぜひ味わってほしい。
桑原正彦展
『とても甘い菓子』
2010年2月20日（土）～3月27日（土）
会場：小山登美夫ギャラリー（東京・清澄）
時間：12:00～19:00
休廊日：日・月曜日、祝日
（画像：桑原正彦 貝 2009 acrylic on canvas 33.3 x 24.2 cm）
