テーマは「監視社会と身体」、テクノロジーとその思想を批評的に検証する三上晴子展

作家・三上晴子の活動を総合的に紹介する展覧会『Desire of Codes|欲望のコード』が、6月6日までYCAM山口情報芸術センターにて開催されている。

三上晴子は、情報技術と知覚との関係を時代の変化とともに克明に描き出し、私たちの身体やその存在について、独自の視点から作品を発表し続けるアーティスト。同展ではプログラム言語、遺伝子暗号、個人情報など、個人の趣味趣向さえもがコード化されていく現在の社会の様相をテーマに、滞在制作による大規模な新作インスタレーションと関連展示2作品を発表する。

データとして漂う人間の姿、欲望、そして現実にある肉体や知覚との境界、さらにそこに含まれる空虚な時間と空間をも表現した作品は、現代に生きる私たちの存在をも問い直し、情報化社会に向けた新たな視点をもたらすだろう。

三上晴子 新作インスタレーション展
『Desire of Codes|欲望のコード』

2010年3月20日(土)~6月6日(日)
会場:YCAM山口情報芸術センター
時間:10:00~19:00
料金:無料

展示作品

三上晴子
『Desire of Codes|欲望のコード』

※新作、YCAM委嘱作品

関連展示

池上高志
『MTM [Mind Time Machine] 』

※新作、YCAM委嘱作品

三上晴子+市川創太
『gravicells―重力と抵抗』

※新作、YCAM委嘱作品

関連イベント

オリジナルワークショップ
『コンガラカメラ』

2010年5月22日(土)~5月23日(日)
会場:創作学習室
時間:13:00~17:00
講師:YCAM教育普及スタッフ
対象:小学4年生以上
定員:各回9名
料金:500円(要申込)

ギャラリーツアー

2010年5月8日(土)、5月9日(日)、5月16日(日)、5月29日(土)、5月30日(日)、6月5日(土)
時間:各回14:00~15:00
料金:無料

(画像上:写真提供:山口情報芸術センター[YCAM]撮影:丸尾隆一(YCAM InterLab))

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