若手作家3人の化学反応、吉祥寺Art Center Ongoingでグループ展『inging』

鈴木光、芳賀龍一、早川祐太によるグループ展『inging』が、吉祥寺のArt Center Ongoingで5月16日まで開催されている。

3人は共に武蔵野美術大学彫刻学科を2008年に卒業。その後、鈴木はIAMAS(情報科学芸術大学院大学)、芳賀と早川は武蔵野美術大学大学院に進み、現在は3人それぞれが展覧会なで作品を発表している。

鈴木は、ドキュメンタリーの手法を用いながら独自の映像世界を模索し続けており、自らの体験や身近な人々を題材にした静けさが漂う映像を制作。空間全体を変容させるようなダイナミックな表現を得意とする芳賀は、高速で回転する網の上に粘土を落とし粉々に砕いたり、古井戸に複数のミラーボールを吊るしディスコ空間を出現させるといった、小難しい美術表現をあざ笑うかのようなユーモア溢れる作品を生み出している。そして早川は、普段意識することない力や運動を、それらがあるべき姿に変換し可視化した物理現象を立体で表現している。

5月15日には作家本人達が作品を解説するレクチャーも行われる。

『inging』

2010年4月28日(水)~5月16日(日)
会場:Art Center Ongoing(東京・吉祥寺)
時間:12:00~21:00

参加作家:
鈴木光
芳賀龍一
早川祐太

定休日:月、火曜日
料金:無料

(画像上:鈴木光、『もしあなたが話したいことがあるなら、それを僕に教えてください。』2009、video、画像中:早川祐太、『apple』2009、ペットボトル、水、糸、モーター、画像下:芳賀龍一、『work』2008、ミクストメディア)

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