猪熊弦一郎の作品を、谷川俊太郎の文ではじまる絵本『いのくまさん』に沿って紹介

東京、パリ、ニューヨーク、ハワイと活動の拠点を移しながら制作を続けた画家・猪熊弦一郎の展覧会『いのくまさん』が、東京オペラシティアートギャラリーにて7月4日まで開催されている。

猪熊弦一郎は、マティス、ピカソ、藤田嗣治、マーク・ロスコ、イームズ夫妻、イサム・ノグチなど、さまざまな芸術家と出会い、親交を深めたことでも知られる画家。猪熊は芸術を一部の人のものではなく、全ての人に開かれているべきだと考え、私たちの日常を美にあふれた楽しいものにする試みなど、多彩な仕事を手掛けていた。

同展は2007年に丸亀市猪熊弦一郎現代美術館で開催された展覧会の東京展として、同館所蔵の猪熊作品約100点を展示する予定。まるで絵本の中を歩くように、谷川俊太郎による簡潔で美しい文に導かれ、「顔」「鳥」「猫」「色」「形」といったテーマに沿って猪熊の絵画世界を巡ることができる。絵を描くこと、創ることのよろこびに触れる貴重な機会となりそうだ。

猪熊弦一郎展
『いのくまさん』

2010年4月10日(土)~7月4日(日)
会場:東京オペラシティアートギャラリー
時間:11:00~19:00(金・土は20:00まで、入場は閉館30分前まで)
休館日:月曜日
料金:一般1,000円 大学生・高校生800円 中・小学生600円

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2010年5月15日(土)
会場:東京オペラシティビル7F 第1会議室
時間:14:00~16:00
定員:80名(要予約、定員になり次第締切)
料金:無料

ギャラリートーク
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会場:東京オペラシティアートギャラリー ギャラリー1・2
時間:14:00~15:00
料金:無料

ギャラリーツアー

2010年5月22日(土)、6月19日(土)
時間:14:00~15:00

(画像:《顔35》 アクリル絵具,キャンバス 1989年 丸亀市猪熊弦一郎現代美術館所蔵 ©財団法人ミモカ美術振興財団)

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