フランス人振付家ピエール・リガルのコンテンポラリー・ダンス公演『ロス・タイム』が、12月10日から3日間にわたり、東京・両国のシアターΧ(カイ)にて開催される。
同公演は、1982年のセビリアで行われたW杯準決勝「フランス対西ドイツ戦」から着想を得た作品。PK戦までもつれこみ、最終的に西ドイツが勝者となった試合を、ダンスとサッカーが融合したスペクタクルで魅せる。スポーツの動きから着想を得たこの作品は、照明と視覚効果を巧みに使って、白熱した場面からため息が漏れる瞬間への移り変わりなどをダンサーが表現する。
初日の12月10日には、元サッカー日本代表チーム監督のフィリップ・トルシエと、振付家の勅使河原三郎によるトークショーを予定。また11日と12日には、上記W杯準決勝の抜粋映像を上映し、トルシエによる試合解説が行なわれる予定で、その内容にも注目が集まる。
ダンスとサッカーが出会い、新しい芸術表現が生まれる瞬間に立ち会うことができる、またとない機会となるだろう。
シアターXカイ提携公演
『ロス・タイム~コンテンポラリーダンスとサッカー』
2010年12月10日(金)~12月12日(日)OPEN 18:30 / START 19:30
会場:東京都 両国シアターX(カイ)
振付・演出:
ピエール・リガル(カンパニー・デルニエール・ミニュート)
トークショー特別ゲスト:
フィリップ・トルシエ(元サッカー日本代表チーム監督)
勅使河原三郎(12月10日のみ)
料金:一般・当日3,000円 日仏会員・学生・前売2,000円
(画像:©Pierre Grosbois)