ピエール瀧が落語の師匠に、粋な落語家達が送る本物の日常風景描く『落語物語』

落語家・林家しん平の監督映画『落語物語』が、3月12日から東京・東劇を皮切りに全国で順次公開される。

落語家を描いた数多くの作品が作られる中で、落語家自らがメガホンを取ったことでも話題を集めている同作。たまたま寄席で聴いた落語に惹かれた引っ込み思案な青年、春木真人が、今戸家小六師匠に弟子入りし、多くの落語家たちに叱咤激励されながら一人前の落語家へと成長していく姿と、落語家たちの粋で大らかなありのまま姿が描かれている。

普段はのんきで頼りない亭主だが、落語界では芸も地位もある今戸家小六役を演じるのは、電気グルーヴの活動をはじめ、NHK大河ドラマ『龍馬伝』で溝渕広之丞役を好演したピエール瀧。小六を支える明るくしっかり者の女房・葵役を田畑智子が務め、今戸家小春と名を貰った春木真人役を、入門8年目となる二ツ目の落語家・柳家わさびが演じている。

人情溢れるストーリーはもちろん、落語協会による初の全面バックアップが実現した点も見どころだ。キャストには、寄席の大看板・柳家権太楼をはじめ、プラチナチケット必至の柳家喬太郎、春風亭小朝、若手の筆頭・隅田川馬石など、40人を超える現役人気落語家が総出演。さらに、東京に残る4軒の寄席で撮影を慣行。着物から小道具、お囃子まですべて本物が使用されており、寄席の高座や楽屋風景、芸人同士のやりとりや独特な師弟関係なども忠実に再現されている。中でも高座着への着替えシーンなど所作の美しさは必見だ。

『落語物語』

2011年3月12日(土)より、東劇ほか全国順次ロードショー
監督・脚本・原作:林家しん平
出演:
ピエール瀧
田畑智子
柳家わさび
柳家権太楼
春風亭小朝
石橋杏奈
嶋田久作
三遊亭時松
柳家小権太
隅田川馬石
古今亭志ん橋
三遊亭小円歌
柳家喬太郎
桂文楽
配給・宣伝:スールキートス

(画像:©2011『落語物語』製作委員会)

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