アートとテクノロジーの融合を目指した革新的作家モホイ=ナジ、日本初の大規模回顧展

モホイ=ナジ・ラースロー初の回顧展『視覚の実験室 モホイ=ナジ/イン・モーション』が、9月17日から千葉・佐倉のDIC川村記念美術館で開催される。

1895年生まれのモホイ=ナジは、ハンガリー出身の芸術家。母国からヨーロッパ各地やアメリカに移り住みながら、アートとテクノロジーの融合を目指して実験を繰り返した。制作は、絵画、写真、彫刻、グラフィック・デザイン、舞台美術、映画と多岐にわたり、革新的なアイデアが生み出す「光と運動による造形」は、20世紀芸術に新しいビジョンをもたらしたと言われている。

日本初の本格的な回顧展となる今回は、初公開作品を含む遺族のコレクションを中心に、ハンガリー時代の素描や構成主義作品、代表作となるキネティック彫刻『ライト・スペース・モデュレータ』、カメラを使わない写真『フォトグラム』、アメリカ時代のカラフルな絵画など、国内外から集められた約270点を展示。モホイ=ナジの全貌が明らかとなる貴重な展示となるだろう。


『視覚の実験室 モホイ=ナジ/イン・モーション』

2011年9月17日(土)~12月11日(日)
会場:千葉県 佐倉 DIC川村記念美術館
時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日(9月19日と10月10日は開館)、10月11日(火)
料金:一般1,200円 大学生・65歳以上1,000円 小中高生・高校生500円

(画像上から:ハトゥラ・モホイ=ナジ、《どのようにして私は若く美しいままでいられるか?》1920年代 ハトゥラ・モホイ=ナジ・コレクション ©2011 Hattula Moholy-Nagy、《風景(オーブダの造船場の橋》1918-19年 油彩、ビーバー・ボード ハトゥラ・モホイ=ナジ・コレクション ©2011 Hattula Moholy-Nagy、《スペース・モデュレータ CH 1》1943年 DIC川村記念美術館 ©2011 Hattula Moholy-Nagy)

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