岡田利規主宰の演劇カンパニー「チェルフィッチュ」による演劇作品『三月の5日間』が、12月9日から横浜と熊本の2都市で再演される。
『三月の5日間』は、2003年のイラク戦争開戦時の東京が舞台。六本木で出会った男女が、そのまま渋谷のラブホテルで過ごした5日間の行動が描かれる。俳優陣が登場人物となって物語を展開するのではなく、彼らから聞いた話を観客に説明するという独特なスタイルをとった作品だ。
2004年に初演を迎えた同作は、2005年に『第49回岸田國士戯曲賞』を受賞。その後13ヶ国27都市をめぐり、7ヶ国語に字幕翻訳されたほか、フランス語と韓国語では戯曲が出版されるなど、国内外で大きな注目を集めてきた。
今回の熊本公演では、音響や照明を使わずに役者の身体だけを使った新たな演出を加えて上演。また、同作のタイトルの元となったバンド「サンガツ」が生演奏を行うほか、12月9日の上演後には100回公演記念のパーティーも開催される。チケットは現在一般発売中。
チェルフィッチュ
『三月の5日間』
作・演出:岡田利規
出演:
山縣太一
松村翔子
武田力
青柳いづみ
渕野修平
鷲尾英彰
太田信吾
2011年12月9日(金)~12月11日(日)全3公演
会場:熊本県 早川倉庫
料金:前売2,000円 当日2,500円
(12月9日公演+パーティーセット券 前売3,000円 当日3,500円)
2011年12月16日(金)~12月23日(金・祝)全10公演
会場:神奈川県 KAAT神奈川芸術劇場 中スタジオ
料金:前売一般3,500円 当日一般4,000円
※U24チケット、シルバー割引、高校生以下割引なども用意