ポラロイド写真からはじまる2人の物語、杉田協士の初長編監督映画『ひとつの歌』

杉田協士の初長編監督映画『ひとつの歌』が、10月13日から東京・渋谷のユーロスペースで公開される。

同作は、東京郊外の駅で起きた人身事故に居合わせた青年・剛が、命を落とした女性である妙子の娘・桐子に、事故直前に偶然撮ったポラロイドカメラの写真で妙子が穏やかな表情を浮かべていたという事実を伝えることができないまま惹かれあっていくという物語。

剛役を劇団ハイバイの中心メンバーとして旗揚げから参加し、現在はフリーの俳優として活動している金子岳憲が演じるほか、ヒロインの桐子役を石坂友里、そして桐子の事故に居合わせる清水役を、五反田団の舞台『生きてるものか』でも役者として登場した歌人の枡野浩一が演じる。

監督の杉田は、『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』の瀬田なつきや『東南角部屋二階の女』の池田千尋と同じ年に映画美学校で修了作品を監督。その後は黒沢清、篠崎誠、青山真治、熊切和嘉など、多数の監督のもとで助監督を務めながら、その一方で演劇をめぐるドキュメンタリー映画制作や、全国各地の小学生からお年寄りまであらゆる年代の人たちとの映画作りを試みるという異色の経験を積んでいるという。

同作は、重要な役割を果たすアイテムとしてポラロイドカメラが登場することから、東京・学芸大学の写真店兼ギャラリーのmonogramがバックアップしているとのこと。劇中ではmonogramもメインロケのセットとして登場する。なお、同作は昨年の『第24回東京国際映画祭』で『日本映画・ある視点部門』に出品されている。

『ひとつの歌』

2012年10月13日(土)から渋谷・ユーロスペースにて3週間限定レイトショー
監督・脚本:杉田協士
音楽:柳下美恵
キャスト:
金子岳憲
石坂友里
枡野浩一
天光眞弓
塩見三省
配給:boid

(画像:©2012年『ひとつの歌』製作委員会)

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