男女逆転『大奥』続編が製作決定、堺雅人がドラマ&映画で一人二役の主演に

2010年に公開された映画『大奥』の続編が、10月スタートのTBS系テレビドラマと、12月公開の劇場版で製作されることが発表された。あわせてキャストも明らかになり、堺雅人がドラマと映画で1人2役の主演を務めることもわかった。

『大奥』は、2004年から漫画雑誌『メロディ』で連載中の作品。謎の疫病によって男の人口が4分の1まで激減した江戸時代を舞台に、男女の役割が逆転した大奥で渦巻く人間ドラマだ。2010年の映画版では二宮和也主演、柴咲コウ共演により単行本1巻にあたる「水野・吉宗編」が描かれ、1人の女将軍に3000人の美男が仕える男女逆転劇という斬新な設定と、そこに渦巻く緻密な人間ドラマが描かれた。

テレビドラマ版『大奥[有功・家光篇]』で描かれるのは、第1弾映画のエピソードになった吉宗の時代から90年さかのぼった3代将軍・徳川家光の時代。原作漫画の2巻から4巻にあたっており、春日局の策略で還俗させられ、家光の側室となる有功役を堺雅人、国のため翻弄される家光役を多部未華子が演じる。

テレビドラマ終了直後の12月22日から公開される映画『大奥[右衛門佐・綱吉篇]』では、原作漫画の4巻から6巻にあたる5代将軍・徳川綱吉の時代が描かれる。堺雅人はドラマ版に引き続き、有功と瓜二つの公家出身の男・右衛門佐役を演じることが決定。また、才能と美貌を備えるが世継ぎ作りに専念させられ、孤独にさいなまれていく綱吉役を菅野美穂が演じる。

堺雅人は主演が決定した2作品について「大変なお役をいただきました。ドラマ、映画と、半年ちかいご奉公になります。精一杯、つとめさせていただくつもりです」「原作は、以前一度読んでいたのですが、あらためて読みなおすと、「男女逆転」という設定以外は、とても硬派な歴史劇でした。歴史上の人物や、事件が丁寧にえがかれています。大河ドラマに参加する時のような、意気込みと緊張感でのぞみたいと思っています」とコメント。

第1弾映画版に引き続き、金子文紀がドラマと映画の両方で監督を務めるほか、脚本はテレビドラマ『美しい隣人』などで知られる神山由美子が手掛ける。

テレビドラマ
『大奥[有功・家光篇]』

TBS系にて2012年10月クールオンエア
監督:金子文紀
脚本:神山由美子
原作:よしながふみ『大奥』
出演:
堺雅人
多部未華子

映画
『大奥[右衛門佐・綱吉篇]』

2012年12月22日(土)丸の内ピカデリーほか全国ロードショー
監督:金子文紀
脚本:神山由美子
原作:よしながふみ『大奥』
出演:
堺雅人
菅野美穂
配給:松竹 アスミック・エース

(画像1:©2012男女逆転『大奥[右衛門佐・綱吉編]』製作委員会、画像2~4 ©2012男女逆転『大奥[右衛門佐・綱吉編]』製作委員会、©よしながふみ/白泉社)

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