北欧映画の現在を体感する7日間、安部公房原作のスウェーデン映画など14作品上映

北欧映画の祭典『トーキョーノーザンライツフェスティバル 2012』が、2月11日から2月17日までの7日間にわたって東京・渋谷のユーロスペースとアップリンクファクトリーで開催される。

2回目の開催となる同映画祭は、「北欧映画」というジャンルの確立を目指し、北欧の映画作家たちによる作品の数々を紹介。今回は日本未公の開作品やDVD化されていない作品など、全14作品を上映する。

上映プログラムは、アイスランドを代表する映画監督の1人であるフリドリック・トール・フリドリクソンの特集上映をはじめ、ラース・フォン・トリアーによる長編デビュー作『エレメント・オブ・クライム』や、「ドグマ95」の初作品『セレブレーション』など、国際的に活躍する北欧の映画作家たちの原点を探る小特集も予定されている。

また、安部公房原作によるスウェーデンと日本の合作映画『友達』が24年ぶりに発掘上映されるほか、中世魔女伝説の世界を再現して世界各国で上映禁止になった1921年の作品『魔女』や、現代美術作家オラファー・エリアソンのMoMAでの個展の様子などを追ったドキュメンタリーも上映。さらに、アイスランドの音楽イベントの模様を記録した『バックヤード』、オーレ・エクセルのアニメーション短編作品など、バラエティ豊かなラインナップになっている。

また、映画上映以外にも北欧の現在を感じられるイベントも開催。事前申込が必要なイベントもあるので、映画上映のスケジュールの詳細とあわせて同映画祭のオフィシャルサイトで確認して欲しい。

『トーキョーノーザンライツフェスティバル 2012』

2012年2月11日(土)~2月17日(金)
会場:東京都 渋谷 ユーロスペース、UPLINK FACTORY

上映作品:
『マンマ・ゴーゴー』(監督:フリドリック・トール・フリドリクソン)
『春にして君を想う』(監督:フリドリック・トール・フリドリクソン)
『精霊の島』(監督:フリドリック・トール・フリドリクソン)
『エンジェル・オブ・ザ・ユニバース』(監督:フリドリック・トール・フリドリクソン)
『友達』(監督:シェル-オーケ・アンデション)
『ネクスト・ドア/隣人』(監督:ポール・シュレットアウネ)
『セレブレーション』(監督:トマス・ヴィンターベア)
『卵の番人』(監督:ベント・ハーメル)
『エレメント・オブ・クライム』(監督:ラース・フォン・トリアー)
『シンプル・シモン』(監督:アンドレアス・エーマン)
『ラップランド・オデッセイ』(監督:ドメ・カルコスキ)
『バックヤード』(監督:アルニ・スヴェインソン)
『オラファー・エリアソン スペース・イズ・プロセス』(監督:ヘンリク・ルンデ/ヤコブ・イェルゲンセン)
『魔女』(監督:ベンヤミン・クリステンセン)

料金:
前売 1回券1,300円 3回券3,600円
当日 1回券1,500円 3回券3,900円

(画像上から:『トーキョーノーザンライツフェスティバル 2012』キービジュアル、『マンマ・ゴーゴー』、『ネクスト・ドア/隣人』、『エレメント・オブ・クライム』、『シンプル・シモン』)

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