世界から集うアーティストが原美術館に創る「共生」の場、企画展『ホームアゲイン』

「アーティスト・イン・レジデンス(AIR)」によって制作された作品を中心に紹介する展覧会『ホームアゲイン―Japanを体験した10人のアーティスト』が、11月18日まで東京・品川の原美術館で開催されている。

AIRとは、国内外からアーティストを一定期間招聘し、滞在中の活動を支援する事業のこと。現代美術の世界における国際交流の具体的な手段のひとつであり、日本では1990年代前半からAIRへの関心が高まっている。

同展では、2007年から2011年にNPO法人AITとバッカーズファンデーションのレジデンスプログラムにより、日本でのAIRを体験した広域アジアならびにアメリカ大陸の若手アーティスト10人の作品を紹介。日本滞在中に制作した作品だけでなく、帰国後に制作した近作や新作もあわせて展示される。AIRを終えたアーティストを再び招聘することで、彼らの表現の変化や進展を美術館で紹介すると共にAIRプログラムのあり方を模索するという。


『ホームアゲイン―Japanを体験した10人のアーティスト』

2012年8月28日(火)~11月18日(日)
会場:東京都 品川 原美術館
時間:11:00~17:00(水曜は20:00まで、入館は閉館時刻の30分前まで)
出展作家:
カディム・アリ
ムナム・アパン
フロレンシア・ロドリゲス ヒレス
デュート・ハルドーノ
プラディープ・ミシュラ
ドナ・オン
チアゴ・ホシャ・ピッタ
シャギニ・ラトナウラン
エリカ・ヴェルズッティ
メアリー=エリザベス・ヤーボロー
休館日:月曜(祝日にあたる9月17日、10月8日は開館)、9月18日、10月9日
料金:一般1,000円 大高生700円 小中生500円 原美術館メンバーは無料 学期中の土曜日は小中高生の入館無料 20名以上の団体は1人100円引き

(画像上から:プラディープ・ミシュラ『ウォームス オブ トゥゲザネス(9)』 2010年 油絵具、キャンバス 138×209 cm 撮影:木奥惠三、シャギニ・ラトナウラン『L.S.』 2011年 写真(インクジェットプリント)  57.2×150.3 cm、ドナ・オン『秘めたる、静かなる場所で(V)』 2008年 エナメル絵具、ミニチュアプラスチック玩具 プラスチック製品 44×37 cm 撮影:木奥惠三、ムナム・アパン『ヒルサイド ストーリーズ:ネリとヨミ』 2009年 綿糸、糊、ファブリアーノ・コールドプレス紙(400gsm)タモ材台座 26×56×8.5cm(作品)35×70×35cm(台座) 撮影:木奥惠三、チアゴ・ホシャ・ピッタ『地質大陸移動の記念碑』 2012年 セメント カンヴァス 170×250×100 cm)

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